中古車の販売・買取ブランド「ガリバー」を運営するIDOM(本社:東京都千代田区、羽鳥由宇介社長)は、幼稚園や保育園、認定こども園などを対象に、通園バスに設置する置き去り防止安全装置(ブザー)を無償で取り付ける支援活動を開始した。
同社は社会貢献の一環として、災害や社会情勢等により移動に不安を抱える、あらゆる人に向けた支援活動を継続して取り組んでおり、2020年にはコロナ禍で移動が困難になった全ての方を対象に、クルマを最大3カ月間、約1万人に無償で提供した。
そして今回、2022年9月に発生した「3歳園児バス置き去り事故」を受け、地域の幼稚園事業者や、そこへ通う園児達が安心して通園できるよう新たな支援活動を模索。その中で、いち早く通園バスの安全装置開発を手がけたオクト産業(本社:東京都板橋区、安達良平代社長)と協力し、「ガリバークルマ支援第2弾」として無償取り付け活動をスタートさせた。
まずは、全国の直営整備工場を併設したガリバー店舗を窓口として、通園バス100台の取り付けを順次進めていく。
10月28日には、第1号として「ガリバー世田谷成城店」(東京都世田谷区)と「ガリバー安積店」(福島県郡山市)で通園バスへの取り付けが実施された。
安全装置は、通園バスの最後部座席に設置。エンジンキーがオフになると車内に警告ブザーが鳴り始め、所定時間内に車内の安全確認を完了してランプスイッチを押し、ブザー音を消す仕組みだ。万が一スイッチが押されない場合は、車外へも大音量の警報が鳴り響くことで人為的な確認ミスをなくし、置き去り事故を防止する。
現在、全国の幼稚園や保育園、認定こども園などを対象に、無償取り付けの希望事業者を、受付フォームより募集している。また、安全装置(ブザー)に関する問い合わせや、視察の希望等も同フォームから申し込みが可能となっている。