キャンピングカーの大手コーチビルダー「トイファクトリー」(藤井昭文代表、本社:岐阜県可児市)が、恒例のキャンプ大会「トイキャン2022」を11月12(土)・13日(日)の2日間にかけて開催した。
本イベントは、同社が主催する年に一度のオーナー参加型イベント。近年は新型コロナウイルスの影響もあり中断していたが、今年は3年ぶりに22回目となる開催が実現した。
会場は、本社のある岐阜県可児市の市立公園「ふれあいパーク・緑の丘」。初日は朝から、この日を待ち望んでいた多くの“トイ・ファミリー”が、東は秋田、西は熊本まで、全国各地から集結。広大な駐車場を活用したキャンプサイトでは、タープやサイドオーニングを広げてキャンプの準備をしたり、ペットと一緒に交流を楽しむ参加者の姿が見られた。
ステージを特設した芝生広場で行われた開会式では、同社の藤井代表がトイキャンの開会を宣言するとともに、来賓として訪れていた可児市・冨田成輝市長が挨拶。会場となったふれあいパーク・緑の丘や可児市の魅力を発信した。
続いて、ランドティピー、バーデン、トイズボックスと乗り継いできた生粋のトイ・オーナー代表者が登場。「トイキャンで新たな思い出を作って、一緒に楽しみましょう」と呼びかけ、会場からも大きな拍手が沸き起こっていた。
午後からは、物販やワークショップ、ミニベロを体験するアクティビティ、子供向けのコンテンツなど、様々な催しがスタート。ステージでは元プロビーチバレー選手で、現在は可児市在住の浅尾美和さんが登場し、藤井代表とのトークショーが実現した。浅尾さんは、実際に子育てをする母親の視点から、可児市が子供を産み育てやすい環境であることをアピール。藤井代表も地元の名産や名所、立ち寄りスポットなどを参加者に向けて発信していた。
また、サプライズゲストとしてタレントのつるの剛士さんも、自身が所有するバーデン・アルタモーダに乗り登場。藤井代表からも、フィアットプロフェッショナル正規ディーラー契約を締結し、キャンピングカーのベース車両として欧州では圧倒的シェアを持つ「フィアット・デュカト」のキャンピングカーを開発している報告がされた。
会場にもデュカトや輸入モデルの参考車両を用意。つるの剛士さんの質問に答えるかたちで、藤井代表がその魅力や今後の展開を語っていた。
夕刻のキャンプサイトでは、アウトドアレジャーの醍醐味でもある自炊やバーベキューを楽しむ夕食タイム。また、近隣の温泉施設からは送迎バスが運行されており、利用する人たちも多く見られた。
辺りが暗くなるころには焚き火スペースも解放。語らいの場では、トイファクトリーのスタッフも一緒になって、参加者とのキャンプライフを満喫していた。
2日目は天候の悪化が予想されたこともあり、予定を変更して早朝に閉会式を開始。
登壇した藤井専務取締役は、久しぶりに再会した参加者達との交流や楽しい出会いについて触れ、「トイファクトリーのクルマを介して出会い、楽しい一晩を過ごしていただいていることを実感し、非常に嬉しく思っています。これからも、製造・販売をしていくだけではなく、遊びを提供していく会社であり続けたい」と挨拶。最後は大型イベントの運営を担った同社の実行委員スタッフを労い、2日間にわたるキャンプイベントは閉幕した。