ブリヂストン、東京・小平にイノベーションセンターとテストコースを開設

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ブリヂストンは4月21日、東京都・小平市にあるイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」(ブリヂストン イノベーション パーク)内に、イノベーションセンター「B-Innovation」(ビー イノベーション)とテストコース「B-Mobility」(ビー モビリティ)の二つの新施設を開設し、「Bridgestone Innovation Park」の本格稼働を開始した。

同社は、「モータリゼーションの発展」、「地域と従業員のコミュニティの創設」、「地域の環境と働く人の健康」への想いを込め、東京都小平市に1960年に東京工場、1962年に技術センターを設立。半世紀以上にわたりブリヂストングループの開発・生産の中核を担ってきたこの地を新たなイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」として再構築を実施。2020年11月には、ブリヂストンの歩みやDNA、事業活動、さらに未来に向けた活動を紹介し、「Bridgestone Innovation Gallery」(ブリヂストン イノベーション ギャラリー)の一般公開を開始した。

今回新たに開設したイノベーションセンター「B-Innovation」では、ブリヂストンのコア技術や製品を実際に見て触ってアイデアを膨らませる場「Bridgestone Open Innovation Hub」(ブリヂストン オープン イノベーション ハブ)、工作機械などを有しアイデアを形にする場「ラフプロトスタジオ」、社外のパートナーが使用できる「共創オフィス」などを用意。「B-Mobility」は、モビリティに関する技術や製品のプロトタイプを、実車を使ってすぐに体感・検証することができるテストコースとなっている。

 

 

同社は、「B-Innovation」と「B-Mobility」を活用して、様々なパートナーとの共創を実現すると共に、創業以来培ってきたゴムを極める匠の技などの強い「リアル」にシミュレーションなどの「デジタル」技術を融合し、「生み出したアイデアをすぐに形にして、すぐに試す」サイクルを繰り返すことで、これまで以上にアジャイルな研究開発を推進するとしている。

また、「Bridgestone Innovation Park」では、従業員一人ひとりが、いつでも・どこでも・誰とでも、自分自身で多様な働き方を自由にデザインできるABW(Activity Based Working)を取り入れているほか、一人ひとりがより熱意をもって積極的に働き、自らの「成長と幸せ」とブリヂストンの成長の両立を目指した、より一層の自主性を尊重する組織風土の変革にも取り組んでいる。これらの働く場(ハード)と働き方・意識(ソフト)を一体化した変革により、様々な人・技術・情報に出会うことができる「Bridgestone Innovation Park」のオフィスや研究設備を最大限に活用し、一人ひとりのパフォーマンスの向上と共創によるイノベーションを促進していくと述べている。

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