スズキは8月27日、軽乗用車の新型「ワゴンRスマイル」を9月10日より発売すると発表した。価格（消費税込）は129万6900円～171万6000円。
「ワゴンRスマイル」は、「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトとして開発したワゴンRの新モデルで、ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとなる。
【シンプルで愛着のわくエクステリアデザイン】
「マイスタイル マイワゴン」をデザインテーマとしており、エクステリアでは四角いボディーのフォルムと丸目ヘッドランプなどシンプルなデザインを採用。LEDヘッドランプ内に透明な厚肉インナーレンズを用いたポジションランプを装備しているほか、フロントグリルやフォグランプベゼルにメッキ加飾を施し、上質さを表現している（HYBRID X）。また、リヤのLEDテールストップランプに厚肉インナーレンズを採用しつつ、フローティングデザインで奥行き感を表現した。
ボディカラーは、「コーラルオレンジメタリック アーバンブラウン2トーンルーフ」と「インディゴブルーメタリック2 ホワイト2トーンルーフ」を新たに採用するなど、2トーンカラー8色、モノトーンカラー4色、計12パターンのラインアップとして、自分好みの色が選択できるように多彩な車体色を設定（2トーンカラーはHYBRID X、HYBRID S 2トーンルーフパッケージのみ選択可）。ホイールキャップは車体色に合わせてホワイト×シルバーとガンメタリック×シルバーの2トーンカラー2種類を設定した（HYBRID X、HYBRID S 2トーンルーフパッケージ）。
【上質の高さや洗練さを演出したインテリア】
柔らかな造形のインパネカラーパネルにカッパーゴールドのアクセントを組み合わせるなど、質感の高さや洗練された印象を演出している。インパネとドアトリムに革を手縫いしたようなステッチ風の模様を施して質感を向上したほか、ルーフにはキルティング加工を施してあたたかさを表現している。
インパネカラーパネルは艶と潤いを表現しており、車体色に合わせてアイボリーパールとネイビーパールの2種類を設定（HYBRID X、HYBRID S）。
【広い室内空間と乗り降りがしやすいスライドドアを搭載したパッケージング】
パッケージングは、ヘッドクリアランスを確保しつつ、前席のシートポジションを上げるなど、ワゴンRに対して室内高を65mm拡大し、見晴らしの良さとゆとりある室内空間を実現した。また、室内空間を拡大しながら、最小回転半径は取り回しのしやすいワゴンRと同等の4.4mを維持している。さらに、後席にはスペーシアと同等の600mmの開口幅と345mmのリヤステップ地上高のスライドドアを採用し、優れた乗降性を実現した。
【使い勝手に優れたユーティリティーとインフォテイメント】
パワースライドドアが閉まる動作中にリクエストスイッチ、または携帯リモコンでドアロックを予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」を採用（HYBRID X、HYBRID S）。なお、「パワースライドドア予約ロック機能」のリクエストスイッチでの操作はスズキ初採用となる。
スマートフォンやウエットティッシュなどの小物を収納できるシートバックアッパーポケット（運転席）をスズキ初採用（HYBRID X）。インパネにはスマートフォンなどが充電できるUSB電源ソケット（HYBRID X、HYBRID S）とともに、大型スマートフォンも収納できるセンターポケットを設定。ほかにも、ワンアクションで素早く格納・復帰できるワンタッチダブルフォールディングリヤシート、「360°プレミアムUV&IRカットガラス」を採用しているほか、9インチのスマートフォン連携メモリーナビゲーションをメーカーオプションとして設定した。
【予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を搭載】
デュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサー搭載した「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備。全方位モニター用カメラ装着車には、狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートするすれ違い支援機能をスズキとして初採用したほか、運転に必要な情報をカラー表示するヘッドアップディスプレイ、車両情報をカラー表示するマルチインフォメーションディスプレイ、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール（ACC）、標識認識機能などを「セーフティプラスパッケージ」としてメーカーオプション設定した。
【優れた走行性能と快適な乗り心地を両立】
R06D型エンジンと、ISG（モーター機能付発電機）と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドの採用により、軽快な走りとWLTCモード25.1km/Lの優れた燃費を実現したほか、構造用接着剤や高減衰マスチックシーラー、遮音材の採用により車内の静粛性と快適な乗り心地を実現している。
なお「ワゴンRスマイル」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ（AEBS2）認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置（PMPD）認定車」に該当する。
