東京自動車販売協会、日本自動車販売協会連合会東京都支部(東自販、自販連東京都支部)は、2月10日に開かれた定時総会および理事会において、新会長・支部長、副会長・副支部長、役員の選任を行い、ホンダ東京西(Honda Cars東京西)加藤和夫社長(=メイン写真)が同日付で新会長・支部長に就任した。
加藤氏は、1953年生まれの67歳。76年に早稲田大学商学部を卒業し、同年4月に日産自動車に入社。79年2月には桝屋へ入社、95年3月から現職を務めている。また、2016年5月からホンダ自動車販売店協会会長、20年2月から自販連の会長を兼務している。
定時総会・理事会では、就任期間のスローガンとして「進化と昭和」を掲げ、「精一杯頑張りたい」と抱負を述べた。
副会長・支部長には、東京日産自動車販売・菊池文夫社長、UDトラックス・立川裕之関東支社長が新たに就任。理事には兼務の加藤氏、菊池氏をはじめ、三菱ふそうトラック・バス・石井秀一南関東ふそう社長、ホンダカーズ東京・石田博社長の4名、監事には東日本三菱自動車販売・長田昭夫社長が新たに就任した。
酒井信也氏(東京日産会長)は会長・支部長を退任
一方、2019年より2年に渡り会長・支部長を務めた東京日産自動車販売・酒井信也会長は、任期満了により退任。酒井氏は、昨年からのコロナ禍において、会員向けのガイドラインを全国に先駆けて策定・発出する等尽力した。
冒頭挨拶では、2020年度の東京都自動車市場動向について「年度始めこそ落ち込んだものの、秋口からは前年並みに回復した」と酒井氏。見通しについては「年間を通してはゆるやかに上向き傾向にある」とした。コロナ禍における働き方等の変革に対しても「日本経済の中心である東京という市場から、新しいビジネスモデルを発信していけるよう会員各社力を合わせて、年度末に向けて盛り上げていきたい」と述べた。