トヨタモビリティ神奈川(神奈川トヨタ自動車)は11月15日、静岡県・富士スピードウェイ内ドリフトコースでユーザー参加型イベント、ドライビングフェスタ2020を開催。トヨタ・86とGRシリーズ(GR、GRスポーツ、GRMN)のオーナーの中から抽選で約100組が、クローズドコースで愛車が持つパフォーマンスを体感した。
このイベントは昨年まで、KTグループの車両販売店4社───神奈川トヨタ自動車、トヨタカローラ横浜、ネッツトヨタ横浜、ネッツトヨタ湘南───の共催だったが、今年5月に4社が合併し、新生神奈川トヨタ自動車としては初の開催。
280組の応募から選ばれた参加者は、およそ240mのメインストレートを持つドリフトコース内に設けられたスラローム、定常円、急加速からのフルブレーキ、そしてタイトなコーナーリングのセクションを2周走行。VSCのオン/オフでクルマの挙動の違いを体感したり、公道では滅多にないフルブレーキングを体感したり、愛車のパフォーマンスの高さを改めて実感できた。
もう一つの楽しみは、抽選によるレーシングドライバーとの同乗体験。GR86/BRZレースプロフェッショナルシリーズに参戦する近藤翼、井口卓人、堤優威の3選手が86スーパーチャージャー、GRスープラ、GRヤリスの3台に分乗し、同じコースで“プロの走り”を披露。スラロームでのライン取りや、大きくドリフトさせた旋回でのアクセルコントロール等々のテクニックを、間近で見られる貴重な機会となった。
今回イベントを主管した同社・小川純一副社長(サービス事業本部長)は「今年で9回目。これまで4社共催の蓄積があり、各スタッフがやるべきことを理解していることが強い」。
合併を機に、クルマの販売・整備だけにとどまらない“モビリティライフデザイン”という企業活動を推し進めており「運転の上手い下手に関係なく、安全を確保したコースで、思い切り走れることは気持ちがいいこと。こうした場を提供し続けたい(小川副社長)」と、今後も様々な“クルマの楽しさ”を提供していく考えだ。
※メイン写真は、レーシングドライバーによる同乗体験のワンシーン