日産と一宮市、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

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日産自動車、愛知県一宮)、愛知日産自動車、日産プリンス名古屋販売の4者は10月8日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したと発表した。

 

同協定は、『一宮市が、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である愛知日産自動車および日産プリンス名古屋販売より貸与される電気自動車(EV)「リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める』という内容となっている。

 

一宮市は、行政運営を進めるための最も根幹となる「一宮市総合計画」を策定しており、都市将来像を「木曽の清流に映え、心ふれあう躍動都市 一宮」とし、大きな柱として「持続可能で未来につなげる」や「安全・安心を高める」を掲げている。その実現に向けて、電気自動車(EV)普及促進を含む、環境に優しく、安心・安全なまちづくりを推進している。

 

一方、日産は日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。

 

両者は、日産が推進する「ブルー・スイッチ活動」と一宮市が推進する「一宮市総合計画」との双方の取り組みにお互いが賛同して協定締結を行う運びとなった。今後も防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した災害に強いまちづくりを推進するのに加え、電気自動車(EV)の普及を通じた地域課題の解決に向けて、更に連携を強化していくと述べている。

 

【電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要】

  • 一宮市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、愛知日産自動車、日産プリンス名古屋販売の店舗に配備している電気自動車(EV)「リーフ」を無償で貸与する。
  • 一宮市、愛知日産自動車、日産プリンス名古屋販売、日産の協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命および身体の安全を守る。
  • 一宮市および愛知日産自動車、日産プリンス名古屋販売、日産は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

 

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