ダイレクトカーズは、ジャパンキャンピングカーショー2023で6台のニューモデルを発表。そのうちの1台が、BR75(ビーアール・ナナゴー)と、BR75-Cだ。BR75は、ピックアップトラックのトヨタ・ハイラックスをベースとしたキャブコンバージョンのキャンパーで、優れた悪路走破性を持つことから“SUVアドベンチャーキャンパー”という、これまでにないキャンパーを提案している。
ハイラックスのダブルキャブの後方、荷台部分を取り去り、新たに居住スペースをドッキングさせた。ハイラックの後席より後方に広がる居住スペースには、折りたたみ式のテーブル、ベンチタイプのシートを持ち、リヤのエントランス近くにはシャワールームとシンクがある。家庭用エアコンの取り付けも可能になっている。
外観では、フロントガラスまでルーフを大きく跨ぐように張り出したバンク部分が特徴で、そのバンク部分はセミダブルサイズのベッドスペースとなる。さらに、ルーフはホップアップすることで上方への開放感を高めることができる。室内は落ち着いた色合いと適度なタイト感を持つことで秘密基地のようになっている。
もう1台、BR75-Cは、取り外したハイラックスの荷台を活かしたカーゴトレーラー。上部は樹脂製のカバーで覆われ、荷物の水濡れの心配もない。車両重量が750㎏以下なので、けん引免許も不要。このBR75-Cは今年の夏に発売の予定だ。
キャンピングカーならではの快適性と居住性と、ハイラックスの優れた悪路走破性を手に入れ、通常のキャンパーではいけなかった所へも行ける、冒険心を満たしてくれるキャンパーといえる。
〈車両本体価格〉1098万円~1245万円(BR75-Cは未定)