日本マイスター検定協会は、第8回「くるまマイスター検定」の実施に伴い、クルマ文化の醸成に貢献した人を表彰する「日本ベストカー・フレンド賞」の授賞式を8月25日に開催した。
くるまマイスター検定が選考する日本ベスト・カー・フレンド賞は、「くるま」のある生活を楽しみ、「くるま」産業の発展、「くるま文化」の醸成に貢献していると思われる人物を表彰するもの。今回は、歌舞伎俳優の片岡愛之助さん、演歌歌手の長山洋子さん、クレイジーケンバンドの横山剣さんが受賞した。
表彰式には日本マイスター検定協会の一井克彦代表理事、くるまマイスター検定の応援団長であるテリー伊藤さんも参加。テリーさんは「僕もクルマが大好きですが、それ以上にクルマに対する熱い思いを感じて選ばせてもらった」と選考理由を説明した。
■大好きな運転を楽しみながらセリフ練習も 片岡愛之助さん
片岡愛之助さんは「関西で公演があるときは東京から大阪まで自走したり、一番長い距離だと博多から東京まで走って帰ってきました」と話すほど運転好き。歌舞伎だけでなく、ドラマや映画と多方面で活躍していることから「車内でセリフの練習をしたり、旅行にも行けないので、東京から出発して順番にサービスエリアを巡ったりすると小旅行した気分になるので大好きです」と、楽しそうに話してくれた。
また、京都で一ヶ月間公演があるときは「朝楽屋入りの前にホテルを早く出発して、ドライブしてから楽屋入りします。見晴らしの良い景色などを眺めてリフレッシュしてから公演に臨みます」と話し。ドライブが良い気分転換にもなっているという。
■一目惚れしたソアラに今も乗り続ける 長山洋子さん
着物姿が印象的で、テリーさんが選考理由の一つとして“ギャップ”を挙げた長山洋子さん。長山さんも「まさか私がクルマに関わる賞をいただけるなんて一生ないと思っていました」という驚きぶりで、「ロサンゼルスに仕事で行ったときにトヨタ・ソアラのオープンカーが走っている姿を見て一目惚れし、購入して19年になります。私の中でソアラを超えるクルマがなくて、今でも乗っています」と、ソアラへの愛着を語ってくれた。
片岡さんも「僕もソアラは憧れのクルマでした。お着物のイメージが強いので、ご自分で運転されると聞いてびっくりしました」と、長山さんの選考理由にうなずいていた。
■無類のクルマ好きが意外にも初受賞 横山剣さん
テリーさんが「この人を今まで入れていなかったことがミスでした」と語るほど、芸能界随一のクルマ好きとして知られているクレイジーケンバンドの横山剣さん。クルマ好きになるきっかけはジェイムズ・ガーナー主演の「グラン・プリ」だったといい、数々のクルマを所有してきた中でもアメ車が大好きとのことで、現在もキャデラックに乗っているという。
イベントに出席するなどヒストリックカーへの造詣も深い横山さんだが「電気自動車も思ったより速くて面白いです」と述べ、クルマの最新技術などにも興味をのぞかせた。
■第8回「くるまマイスター検定」の申し込みを受付中
くるまマイスター検定は、近年のクルマ離れを危惧し、もっと幅広い人たちがクルマに対する興味を持ち、クルマの生活を楽しんでもらいたいという思いから、経済産業省が後援を行なうもの。過去7回の検定は、4歳の子どもから高齢者まで、受検者数は15000人を突破した。
第8回目の検定はパソコンやスマートフォンからのオンライン形式となり、4級、3級、
3級(プロ)、2級、1級、ジュニアの受験級別に検定試験を実施。加えて、スズキ・スイフトを抽選で1名にプレゼントするなどの検定開催記念の大プレゼント&受験者特典を用意する。その他詳細は次のURLを参照。