オペルは10月1日、9月22日(火)に行われたコンパクトSUV「MOKKA」とBEV「MOKKA-e」のワールドプレミアの動画(プレゼンテーションの言語は英語)を公開したと発表した。なお日本市場導入の時期・仕様は未定。
ワールドプレミアでは、オペルオートモビル GmbH CEOのミヒャエル・ローシェラー(Michael Lohscheller)氏のスピーチから始まり、オペルオートモビル GmbHデザイン副社長のマーク・アダムス(Mark Adams)氏がオペルの新世代デザイン哲学である“Bold and Pure”(力強く大胆、そして純粋)と初代マンタから着想を得たデザインコンセプト“OPEL Visor”を解説。その後、オペルR&Dセンター長のマーカス・ロット(Marcas Lott)氏がフルEVとなるMOKKA-eについて解説。リバプールFC監督のドイツサッカー界の英雄のひとり、Jürgen Klopp(ユルゲン・クロップ)氏が「MOKKA-e」プロトタイプをテストドライブした模様も公開した。
<オペルオートモビル GmbH CEOのミヒャエル・ローシェラー氏>
今後電動化をすすめ、2021年に電動化モデルを9モデルラインアップし、2024年に全モデルを電動化することを表明(全モデルがフルEVになることは意味していない)。またオペルの初期の歴史でドイツにモビリティの民主化を果たした重要なモデルである1924年式OPEL Laubfrosch(ラウブフロッシュ)を紹介。ラウブフロッシュの由来は緑のアマガエルの一種で、そこからボディ色がグリーンになったと述べた。今回発表された「MOKKA-e」のイメージカラーがグリーンなのはこのラウブロッシュの歴史をなぞり、あらたな時代に相応しい電動化モビリティの民主化をイメージしたものと解説した。
<オペルオートモビル GmbHデザイン副社長のマーク・アダムス氏>
OPEL Visorは、初代マンタからインスピレーションを得たシンプルなフレームの中に、ヘッドライト、ADAS関連のセンサー類などを納め、それをアクリルやガラスなどのパネルで覆うというデザインコンセプトで、今後のオペルのフェイスデザインやインストルメントパネルデザインに適用される。MOKKAのデザインは、2月のオペル日本再参入発表会でもプレゼンテーションで公開したOPEL GT X Experimentalのデザインをきわめて忠実に具現化している。Concept to Reality(コンセプトを現実に)というフレーズで、あたらしいMOKKAのモダンなデザインを表現した。
<オペルR&Dセンター長のマーカス・ロット氏>
Groupe PSAの最新コンパクトプラットフォームCMPの電動版eCMPのカットモデルを前にプレゼンテーションを実施。eCMPの特長的な上面視で見た際のアルファベット”H”型もしくは漢字の”土”のように配され、空間効率を最大化したバッテリー配置を紹介。
※プレゼンテーションの言語は英語