REXEV・京セラ・A.L.Iの3社が、経済産業省の「地域マイクログリッド構築事業」に採択

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電気自動車(以下、EV)を使ったカーシェアリング“eemo”並びにエネルギーマネジメントに取り組む株式会社REXEV(以下、REXEV)は、京セラ株式会社(以下、京セラ)、株式会社A.L.I. Technologies(以下、A.L.I.」)とともに、経済産業省の令和2年度「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業(地域マイクログリッド構築事業)」に採択されたことを発表した。3社は再生可能エネルギーを活用した地域マイクログリッドの構築を目指す。

 

経済産業省「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業(地域マイクログリッド構築事業)」は、エネルギーコストの低減やエネルギーの地産地消、災害等による大規模停電時のレジリエンス強化に資する分散型エネルギーシステムを、一般送配電事業者の所持または整備した送配電ネットワーク(系統線)を活用することで、新たに電線を自前で敷設する場合に比べて大きな投資を行うことなく構築することを目的とした事業。

 

今回採択された事業では、採択を受けた3社に加えて、神奈川県小田原市、湘南電力株式会社とコンソーシアムを立上げ、小田原市内の公園施設(いこいの森・こどもの森わんぱくらんど)において、太陽光発電設備、大規模蓄電池、EV充放電器、EV、調整力ユニットおよびそれらを管理・制御する地域エネルギーマネジメント(Region Energy Management:REM)を導入し、地域マイクログリッドを構築する。導入された設備およびシステムは、平常時には地域内の再生可能エネルギー導入拡大を目的に、発電・需要・余剰を一元的に管理し運用され、非常時には当該地域の系統線を外部から切り離し、マイクログリッド内のみで需給バランスが保たれるよう発電・需要・余剰を一元的に管理し、運用することで、当該地域内の停電を防ぎ、地域のレジリエンス強化を実現する。

REXEVは、コンソーシアムにおいて、EVの導入・運用、その管理を行うEVエネルギーマネジメントシステムの構築を担当。利用者に不便を感じさせることなくEVが併せ持つ“モビリティー”と“蓄電池”という二つの機能を活用できるよう、REMと連携しながらEVのエネルギーマネジメントを行い、EVの調整力としての機能を検証・強化することにより、同社がビジョンとして掲げる「全ての人が限界費用ゼロで移動できる持続可能な社会インフラの実現」の達成に向けさらに邁進すると述べている。

 

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