神奈川県南足柄市が整備を進めていた道の駅「足柄・金太郎のふるさと」が、6月26日に開業した。
道の駅として県内4カ所目となる同施設は、東名高速・大井松田ICから県道78号線を西進し約15分の位置に立地。5840㎡の敷地面積に農産物直売所、レストラン、屋根構造材に地元産木材を使用した交流施設、75台分の駐車場を備える。新型コロナウイルスの影響で当初予定より2カ月遅れの開業となったが、県西地域の特産品やオリジナルグルメを揃えるとともに、金太郎伝説にまつわる歴史・観光資源などを感染拡大予防に対応しつつ発信していく。
直売所には地元を中心に登録された184名の生産者から毎日新鮮な野菜や果物をはじめとする県産品が並ぶほか、足柄茶と金太郎をテーマに開発したオリジナル商品も多数販売される。さらに、消費者に安心・安全を届け、最終的に生産者のファンを生み出していくことを目的に、直売所には生産者の顔写真が掲示されている。
レストラン「ふるさとゴハン食堂」では、直売所でも販売されている足柄牛、相州牛、やまゆりポークのほか、足柄茶を使った茶そばなど、特産品を活かしたメニューを展開。また、南足柄市は海に面していないが、近隣の小田原港で水揚げされた新鮮な海鮮類も楽しめるほか、スイーツを含めた多彩なオリジナルグルメが用意されている。
道の駅の名称は公募によって決定し「金太郎伝説などの地域性を活かし、足柄平野全体活性化に繋がる拠点となる願いを込めた」と、南足柄市・加藤修平市長は25日に行われた内覧会で説明した。
また、南足柄市と箱根町をつなぐ県道の整備も予定されており、加藤市長は「箱根の新しい東の玄関口として、県西地域のゲートウェイとして、足柄平野にお越しになる皆様を温かくお迎えします」と、意気込みと今後の展望を語った。
【施設概要】
▼住所:神奈川県南足柄市竹松1117番地1▼営業時間:物販9時~17時、レストラン10時~17時