富士スピードウェイを舞台にSUPER GTのGT500マシンとDTMマシンが対決する「SUPER GT×DTM 特別交流戦」。11月23日にそのレース1が行われた。
午前中に行われた公式予選では、No.37 KeePer TOM’S LC500のニック・キャシディがポールポジションを獲得。2番手はNo.28 BMC Airfilter Audi RS 5 DTMのロイック・デュバルが獲得し、決勝レースではSUPER GTとDTMのマシンがフロントローに並ぶ……はずだったのが、決勝レース前、ダミーグリッドに向かう周回でデュバルがコースアウト。マシンのフロント部を破損して出走を断念するという、まさかの展開でレースがスタートした。
PPの37号車は順調にスタート。2番手にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が浮上し周回を開始する。しかし23号車はペースが上がらず、No.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)らにパスされ後退してしまった。
激しい2番手争いの結果、リードを広げた37号車だったが、終盤セーフティカーが導入されマージンは帳消しに。だが残り時間1分52秒で再スタート後もトップを死守。結局、そのまま逃げ切ってポール・トゥ・ウィンの完勝となった。
2位はNSX-GT 17号車の山本尚貴。DTM勢ではNo.21 Audi Sport Japan RS 5 DTMのブノワ・トレルイエの6位が最上位となった。
(PHOTO=Sutton Photographic)