マツダは11月6日、広島港出島地区(広島市南区)に建設を進めてきた「マツダKDセンター」が竣工したと発表した。
マツダKDセンターは、マツダのすべての海外生産拠点にKD(Knock Down)部品(海外の生産拠点で車両を組み立てるための部品)を供給する物流拠点として、広島と世界の生産拠点を物流でつなぎ、マツダのグローバル生産を支える重要な役割を担う施設。
新センターは、これまで広島港海田地区(安芸郡坂町)にあったKDセンターを広島港出島地区へ移転するもので、出島地区では、国や広島県により国際海上コンテナターミナルの整備が進められており、船舶の大型化への対応など港湾機能の強化が図られている。
新センターでは、こうした港湾機能を活用することで、海外生産拠点への部品供給のさらなる効率化と安定化を図る他、物流の効率化と、物流に携わる人の安全性や働きやすさを向上。
部品の格納や取り出し、パレット荷造りなどの工程を自動化するとともに、歩行者と車両の動線を分離し、施設内にはエリア空調を導入したのに加え、サプライヤーから部品を運ぶトラックの入場管理を効率化するとともに、専任者がフォークリフトで荷下ろしを行うことで、作業時間の短縮とトラックドライバーの荷役負担の軽減を図った。
さらに、荷下ろし中に利用できるドライバー向けの休憩室も設置した他、屋根には容量2.2MWの太陽光パネルが設置され、施設内の消費電力の一部を賄う。
同日開催された竣工式では、マツダの経営役員CSCO(最高サプライチェーン責任者)の鷲見 和彦氏が、「広島で磨き続けてきたものづくりの力を世界へ届け、各国の生産拠点と一体となってお客様に価値をお届けする。その起点となるのが、この場所です。ここから送り出される一つひとつの部品は、単なる物流の流れではありません。世界中のお客様の期待に応え、マツダブランドへの信頼を築く一台一台へとつながっていきます。」とコメントした。
<「マツダKDセンター」概要>
- 所在地:広島港出島地区(広島市南区)
- 敷地面積:約55,000㎡(約5.5ha)
- 建築面積:約35,000㎡
- 着工:2025年4月
- 竣工:2026年11月
- 稼働開始:2027年1月(予定)
- 主な機能:海外生産用部品の集荷、保管、荷造り、出荷



