日産自動車は9月24日、2020年度より福島県浪江町で取り組んできたオンデマンド配車サービス「なみえスマートモビリティ」の実証を2026年9月末に完了することを発表した。
同取り組みは、2021年2月に浪江町、双葉町、南相馬市と締結した「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」を起点に、東日本大震災からの地域復興と、地域の移動手段の課題解決を目指したサービスとして開発実証を実施。
主に、①利用者の声を反映した分かりやすく使いやすいユーザーインターフェースの開発、②子どもの移動を支援する「スマモビきっず」の取り組み、③地域内での利用を支えるミニデジタル停留所の導入。④二次元コードを活用した配車手段の開発、などの取り組みを通じて、利用者の利便性向上に加え、地域に根差したサービス運営に必要な知見やノウハウを獲得。
地域公共交通会議での合意を経て9月末で実証実験を完了し、10月1日からは同実証の成果や知見を活かし、浪江町が主体の公共サービスとして運営を開始。
今までの実証実験で培った仕組みや、運営ノウハウ、利用者とのコミュニケーションに関する知見などを地域へ継承し、日産と三菱商事株式会社が2025年に設立したMoplus株式会社が、浪江町から受託し運営を支援する。
日産自動車は、地域活動を支える交通基盤として、様々な地域でモビリティサービスの構築を目的に、今後もそれぞれの地域課題に応じたクロスセクター型の実証実験を推進するとともに、実証で得られた成果や知見を活用し、地域の特性に合わせたモビリティサービスの社会実装を目指すと述べている。
