日産自動車は8月27日、「フェアレディZ」および「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジを実施し、同日より発売した。
フェアレディZは、初代モデル(S30型)から継承するロングノーズ・ショートデッキのプロポーションをはじめとするヘリテージデザインと、伝統と最新のテクノロジーを融合したスタイリングを特長としている他、ドライバーが意のままに操ることができるダイナミックなパフォーマンスや俊敏なレスポンスなど、フェアレディZならではの走行性能が高く評価されているモデル。
今回のマイナーチェンジでは、フェアレディZが受け継いできたヘリテージをさらに深化させるとともに、性能向上が図られた。
<フェアレディZ(標準モデル)」>
◆フロントZエンブレムの復活と新造形フロントバンパーの採用
S30型(1969年)からZ32型(1989年)まで、歴代モデルのフロント部に採用していた「Z」をモチーフとするエンブレムをフロントフェイスに復活。
また、ヘリテージデザインのコンセプトに基づき、フロントバンパーを刷新。フロントノーズ先端を延長させることで、ロングノーズ・ショートデッキ感を強めると同時に、低くワイドなスタンスを実現した他、ロアバンパーからサイド面に流れる美しくもダイナミックな動きのあるデザインと共に、ダクト、ソナーの配置を見直すことで、フロントリフトと空気抵抗の低減を両立。
足元では、3代目(Z31型)のエアロディッシュ・ホイールデザインをオマージュし、特徴的な幾何学パターンの切削加工をリム周辺に採用。軽量化と高剛性を追求したアルミ鍛造ホイールを装着し、ヘリテージと現代のテクノロジーを融合したデザインとした。
内装では、S30型をオマージュした、上質な大人の空間を演出するタンの内装色を新たに設定。
車体色には、S30型のイメージカラーとして、今なお多くのファンに愛されている「グランプリグリーン」から着想を得た新色の「雲龍グリーン」にスーパーブラックを掛け合わせた2トーンをはじめ、2トーン5種類、モノトーン5種類の計10種類を設定。
◆大径モノチューブショックアブソーバーによる乗り心地の向上
路面の変化に機敏に反応する大径モノチューブショックアブソーバーを採用し、ダンパー受圧面積を従来モデル比で26.6%向上。これにより、路面からの入力に対する車両姿勢の変化を効果的に抑制し、高速走行時でもしなやかで安定した乗り心地を実現した。
◆メーターオープニングムービーの変更
12.3インチのフルカラー液晶メーターに、歴代モデル(S30型~RZ34型)のシルエットが次々と登場する新たなオープニングムービーを設定。
<フェアレディZ NISMO>
今回のマイナーチェンジでは、ユーザーから要望の多かったマニュアルトランスミッション(6MT)をラインアップに追加した他、パワートレイン、シャシー、ブレーキ性能の進化が図られた。
◆専用ショートストローク6MTを追加
車両との一体感に加えてクイックな操作によるダイレクトなドライビングを感じられるショートストロークのシフトを採用した他、6MT専用にスロットル、および点火タイミングのエンジン制御を最適化し、アクセルペダルを踏んだ瞬間からリニアなレスポンスを実現するとともに、高回転域まで伸びやかな加速フィールを追求。
また、扱いやすさと走りのバランスが取れた「STANDARD」、走りのポテンシャルを最大化する「SPORT」の2つのドライブモードを設定し、アクセル操作に応じた加速感を音でも感じられるように専用の加速サウンドチューニングを施した。
さらに、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)モードはNISMO専用に「TRACTION」モードを設定し、アクセル、ステアリング操作に対する応答性を高める専用チューニングを採用。
◆シャシー性能を磨き上げ、さらに高めた「Buddy on-Track」
ブレーキキャリパーに新色のブライトレッドを採用するとともに、フロントブレーキに「GT‑R」で採用されていた2ピースドリルドローターを搭載することで、優れた放熱性によるブレーキ性能の向上に加え、バネ下重量の軽量化を実現。また、軽量化にあわせた専用サスペンションセッティングを行い、路面追従性と回頭性を向上。
さらに、ステアリングには低フリクションラックを採用し、よりスムースな操舵感と、思い通りのラインを描けるコーナリング性能を実現。
車体色には、これまで同様、NISMO専用色となる、NISMOステルスグレー/スーパーブラックの2トーンをはじめとする5種類を用意し、内装には本革アルカンターラのコンビシートを採用。
<「フェアレディZ」「フェアレディZ NISMO」の共通新装備・新機能>
最新のQi2規格に対応したワイヤレス充電器を採用。冷却ファンを備えることで、充電時の発熱を抑え、安定した充電性能を維持。
他にも、燃料タンク内のチャンバー追加により、高い横Gが発生するコーナリング時においても、燃料供給をより安定にしたことに加えて、対自転車の制動要件に適合した衝突被害軽減ブレーキの搭載なども実施。
【希望小売価格】573万7600円~975万2600円















