ホンダ、Red Bull PowertrainsへのレースにおけるF1パワーユニット技術支援を終了

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ホンダは12月8日、12月7日に行われたFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下「F1」)の最終戦となる第24戦アブダビGP(F1 Etihad Airways Abu Dhabi Grand Prix)をもって、Red Bull Powertrains(レッドブル・パワートレインズ、以下「RBPT」)へのレースにおけるF1パワーユニット(以下「PU」)技術支援を終了したと発表した。

Red Bull Powertrainsは、レッドブル・グループ内でF1向けPUを製造しており、2022年から2025年シーズンはESS(Energy Storage System)の製造と運用を担当している。

ホンダは、2021年シーズンをもってPUサプライヤーとしてのF1参戦を終了した後も、株式会社ホンダ・レーシング(以下「HRC」)による、RBPTへのF1 PU技術支援を通じ、Oracle Red Bull Racing(オラクル・レッドブル・レーシング、以下「Red Bull Racing」)およびVisa Cash App Racing Bulls(ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズ、以下「RB」)に対し、F1活動のサポートを実施しており、今回、第24戦アブダビGPをもってレッドブル・グループとのパートナーシップは当初の契約通り終了を迎えた。

 

<株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治氏のコメント>

8年間にわたり、両チームおよびRed Bull Powertrainsとの強い協力関係のもとで、F1の最前線に関わり続けられたことを誇りに思います。この期間にOracle Red Bull Racingが達成した数々の勝利とチャンピオンシップ獲得に、ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜びです。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。HRCはこれまでの経験を糧に、今後もモータースポーツの発展とホンダの技術革新を推し進めていきます。

 

<ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップの歴史>

  • 2018年:ホンダがScuderia Toro RossoにPUの供給を開始。戦いの中でPUをアップグレード
  • 2019年:Red Bull RacingにもPU供給を開始。第9戦オーストリアGPでの第4期ホンダ F1初優勝を含め、3勝を挙げる
  • 2020年:Scuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ 旧Scuderia Toro Rosso)が
    第8戦イタリアGPにて悲願の初優勝を達成。Red Bull Racingと合わせて3勝を挙げる
  • 2021年:Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトルを獲得。ホンダに30年ぶりの栄冠をもたらす
  • 2022年:HRCによるRBPTを通じた技術支援を開始。Red Bull Racingがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを獲得
  • 2023年:Red Bull Racingがコンストラクターズ、ドライバーズのダブルタイトルを連覇。22戦中21勝という偉業を達成
  • 2024年:Red Bull Racingのフェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇を達成
  • 2025年:Red Bull Racingがコンストラクターズ3位、フェルスタッペン選手がドライバーズランキング2位、Visa Cash App Racing Bullsがコンストラクターズ6位でシーズンを終了

 

<ホンダとレッドブル・グループのパートナーシップ情報まとめ(2018年~2025年)>

  • 総レース数:172戦
  • 勝利数:72勝
  • 表彰台:141回
  • ポールポジション:51回
  • ドライバーズタイトル:4回
  • コンストラクターズタイトル:2回
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