日産自動車の中国合弁会社である東風日産乗用車公司(DFN)は11月21日、広州モーターショーにおいてHUAWEIの最新コックピットシステム「HarmonySpace5.0」を搭載した「ティアナ」を発売すると発表した。
同システムは、中国で販売される「ティアナ」の全グレードに採用され、価格帯は13.99万〜16.79万元。
パワートレインには、日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用。最高出力243PS/最大トルク371Nmの2リッターVCターボエンジンを搭載し、あらゆる走行環境でもパワフルかつ安定した走りを実現。また、レベル2に相当する運転支援システムも搭載し、クラストップレベルの充実したアクティブセーフティを備えている。
外装では、シンプルかつ伸びやかで洗練されたデザインを採用。フロントグリル中央から左右のヘッドライトまで約2mに渡って構成される“スターリング”LEDライトの他、クラス最長となる230mの距離を照射可能なヘッドライトにより、夜間走行の安全性を大幅に向上。車体色には専用色の「サンドストーングレー」「ファントムパープル」の2色を設定。
内装では、約90%の範囲をソフトパッドで構成し、最大256色の設定が可能なアンビエントライトを配置した他、大画面ディスプレイでのタッチ操作と車内全域での高精度ボイスコントロールを兼ね備え、まるで“移動するスマートホーム”のような快適性を実現。
また、前後席どこでもゆったりと過ごせる室内空間を確保した他、スパイナルサポート機能付きシートにより快適な座り心地を実現。シートにはシートベンチレーション、メモリー機能、マッサージ機能、無段階調整式のフットレストを装備している。
HUAWEIの最新コックピットシステム「HarmonySpace5.0」を標準搭載する世界初の内燃機関(ICE)車として、スマートフォンのように使用できる車載システムを実現。クラストップの15.6インチ大画面HUAWEIインテリジェントディスプレイの搭載をはじめ、高精度な音声認識を可能とするAI音声アシスタントやOTAアップデートにも対応し、常に最新のソフトウェアを提供。
加えて、HUAWEI SOUNDと共同開発した15スピーカー(最上位グレードは17スピーカー)サウンドシステムを標準搭載しており、低音は力強く、中音は美しく、高音は澄んだサウンドを実現した他、全てのドアに二重構造の静音ガラスを取り入れたことで、高速域においてもまるで劇場にいるような静粛空間を確保した。
