スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(所在地:東京都三鷹市、略称「STI」)は11月13日、「BRZ」の300台限定の特別仕様車「STI Sport TYPE RA」を発表した。
限定台数はTYPE RAが200台、TYPE RA with Rear Spoilerが100台の、合計300台での限定販売とし、11月13日から11月30日の期間中に全国のスバル販売店で抽選申し込みを受け付ける。
BRZは、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。
STI Sport TYPE RAは、BRZをベースに、スバルとSTIがスーパー耐久シリーズをはじめとするモータースポーツで培ってきた技術や知見を活かし、走る愉しさを追求したコンプリートカー。
また、11月15日、16日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第7戦 S耐FINAL大感謝祭」にて展示を予定している。
【希望小売価格】497万2000円~547万8000円
<「STI Sport TYPE RA」の主な特長>
◆バランスドエンジン
スーパー耐久シリーズ2022 第1戦から、2024第2戦まで参戦した車両「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」と同様の高精度にバランス取りしたFA24エンジンを採用。ピストン、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クラッチカバーの重量・回転バランス公差を徹底的に低減し、振動が少なく滑らかに吹け上がるレースカーのようなエンジンフィールを実現。
◆冷却フィン付リヤデファレンシャルケース
スーパー耐久シリーズ参戦車両「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」や、BRZのワンメイクレース参戦用グレードの「Cup Car Basic」で採用されている冷却フィン付リヤデファレンシャルケースを装備。過酷な走行条件下でもデファレンシャルオイルの油温上昇を抑え、トラクション性能の低下を最小限に抑制する。
◆シフトアシスト機能(レブシンク/フラットシフト)
スーパー耐久シリーズの現場における「クルマとドライバーへの負担をどれだけ減らせるか」という課題から生まれた機能。レブシンクは、シフトダウン時にエンジン回転数を自動制御し、スムーズな変速と運転負担を軽減。フラットシフトは、アクセルを戻さずにシフトアップする操作を可能とし、トランスミッションへの負荷軽減と鋭い加速レスポンスを両立する機能。
◆ZF製フロント&リヤダンパー&STI製フレキシブルパーツ
スーパー耐久シリーズで培った知見を活かした専用ZF製ダンパーとSTI製フレキシブルパーツを採用することで、ドライバーの操作に忠実に応答する高い操縦性を実現。
<「STI Sport TYPE RA」主な特別装備>
- ZF製フロント&リヤダンパー
- STI製BBS18インチ×7.5Jアルミホイール(TYPE RAはマットグレイ、TYPE RA with Rear Spoilerはマットブロンズ)
- brembo製フロント(17インチ対向4ポット)&リヤ(17インチ対向2ポット)、ベンチレーテッドディスクブレーキ(ゴールドキャリパー)
- 冷却フィン付リヤデファレンシャルケース
- バランスドエンジン(ピストン&コンロッド、クランクシャフト、STI & TYPE RAロゴ入り専用プレート付)
- 専用エンジンコントロールユニット(レブシンク&フラットシフト)
- バランスドクラッチカバー&フライホイール
- STI製フレキシブルVバー(STIロゴ入り)
- STI製フレキシブルドロースティフナー リヤ(STIロゴ入り)
- STI製パフォーマンスマフラー(STIロゴ入り)
- ファブリックシート[ブラック(レッドステッチ)]
- ブラックインナードアハンドル
- STI フロントアンダースポイラー
- STI リヤサイドアンダースポイラー
- STI ドライカーボンリヤスポイラー(TYPE RA with Rear Spoilerに装備)
- BRZリヤオーナメント(ラスターブラック塗装)






