いすゞ自動車は10月22日、神奈川県平塚市内で10月~2026年1月の間に実施される自動運転バス実証実験に「エルガEV 自動運転バス」を提供すると発表した。
なお、同車両は、「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー 2025)」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日、開催場所:東京ビッグサイト)で世界初公開を予定している(参考出品)。

いすゞは、平塚市、神奈川中央交通株式会社、三菱商事株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社の5者とともに推進する「平塚市内の自動運転移動サービスを中心とした地域公共交通のDX推進に係る連携協定」に参画し、自動運転路線バスの実証実験を推進。
平塚駅南口エリアの既存バス路線と同様の走行ルートで2024年12月および本年1月にいすゞの大型路線バス「エルガ」(ディーゼル車)を用いた自動運転レベル2(運転士同乗)の実証実験を行っており、本年度はエルガEV 自動運転バスへの車両変更に加え、夜間の運行、キャッシュレスによる運賃収受など新たな取り組みを予定している。
今回の実証実験で新たに採用されたエルガEV 自動運転バスは、国内初のBEVフルフラット大型路線バス「エルガEV」をベースに、株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区)の自動運転システムの技術を組み合わせて開発。カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーなど複数のセンサーによる周囲認識と、各コンポーネントを協調させる車両統合制御技術により、安全かつ安定した自動走行を実現。
10月中旬より準備走行を含めた実証実験がスタートしており、2026年1月下旬まで実施される予定。自動運転レベル2の実証実験で、期間中、一般の試乗も予定されている。