トヨタ自動車は6月26日、燃料電池バス「SORA」の制動装置(電動エアコンプレッサ)に不具合があるとして計161台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成30年3月2日~令和5年9月4日。不具合の発生件数は28件。
不具合の部位は制動装置(電動エアコンプレッサ)で、ブレーキ用エアタンクにエアを供給する電動エアコンプレッサにおいて、内部ベアリングの耐熱性の検討が不十分なため、ベアリングが焼付いてコンプレッサの回転数が低下し、エア圧が低下することがある。そのため、警告灯の点灯および警告音が吹鳴し、そのまま使用を続けるとパーキングブレーキが解除できず、走行不能となるおそれがある。
改善措置は、全車両で電動エアコンプレッサを対策品に交換する。