BMW日本法人は6月26日、「XM」の世界47台の限定生産モデル「XM by Kith」を発表し、7月2日から7月14日まで全国のBMW正規ディーラーを通じて注文受付を実施すると発表した。国内では限定1台の販売となる。
XM by Kithは、BMWとロニー・ファイグの世界的に有名なライフスタイル・ブランドであるKithとのコラボレーション第3弾となるモデル。Kithの創設者でありCEO兼クリエイティブ・ディレクターのロニー・ファイグ氏が、BMW M社初の電動ハイ・パフォーマンス・モデルの専用の内外装デザインを採用した限定版を製作した。
なお、マイアミ・ビーチで行われたワールド・プレミアでは、同じくロニー・ファイグ氏がデザインしたコンセプト・カー「XM Kith Concept」を発表するとともに、1981年の「BMW M1 E26 by Ronnie Fieg」も一般公開された。
XMは、1978年から1981年に製造されたBMW M1以来となるBMW Mの限定モデルであり、新開発のM HYBRIDドライブ・システムを初搭載。サイド・アクセント・ストリップ、リアに配された2つのBMWエンブレム、リア・ライトのルーバー構造など、伝説的なミッドシップ・スポーツカーのデザインにインスパイアされた印象的なディテールを備えている。
BMW M1のデビューからの経過年数を反映し、47台限定で生産されるXM by Kithでは、歴史的なモデルをベースとしたBMW Individualフローズン・テクノ・バイオレット・メタリック塗装を採用。KithがBMW XM by Kithのために特別に開発した塗装仕上げは、XM by Kithのみ使用される。
外装では、ブラックのサイド・ウィンドウ・グラフィックとアクセント・ストリップが特徴的で、テクノ・バイオレット・メタリック仕上げを施したフロント、リア、サイドのモデル名とKithロゴを採用し、スポーティでダイナミックな外観を強調。足元には、ジェット・ブラック仕上げのスター・スポーク・デザインの23インチMライト・アロイ・ホイールを標準装備した。
内装では、Kithレーベルの印象的な美学による特別なディテールがモダンな印象を演出。イルミネーションが施されたドア・シルには1台1台の希少性を示す特別な「1/47」のバッチを採用している他、ベロアのフロアマットとセンター・コンソールのコントロール・センターには、KithのロゴとMのストライプがあしらわれている。
運転席と助手席のMマルチファンクション・シートのヘッドレスト下には、イルミネーション・バージョンも設定。BMW Individualメリノ・レザー仕上げのシート表面には、センター・コンソールのアームレストと同様に、Kithのモノグラム・パターンがエンボス加工され、エディション・カーのコントロール・ディスプレイにもディテールが施されている。特別なウィジェットには、XM by Kithの車名、「1/47」の徽章、MストライプをあしらったKithのロゴが含まれている。
また、リアにあるMラウンジが車内のパーソナルな雰囲気を演出。シート表面にはKithのモノグラムがエンボス加工され、2つのクッションにはKithのロゴがあしらわれている。あらかじめ設定されたパープルのインテリア照明とともに特別な雰囲気を強調した。
【希望小売価格】2,650万円