BMW日本法人は5月8日、X7をベースに、存在感ある漆黒に仕立てた日本専用限定車「X7 BLACK-α（エックスセブン・ブラック・アルファ）」を発表し、同日より日本全国限定100台で発売した。
限定台数90台の「X7 xDrive40d BLACK-α」については日本全国のBMW正規ディーラーにおいての先着順による販売、限定台数9台の「X7 M60i xDrive BLACK-α」については専用webサイト上での先着順による注文となり、納車は本年6月以降を予定している。
なお、残る1台の「X7 M60i xDrive BLACK-α」については、ビー・エム・ダブリューがタイトル・スポンサーとなる6月5日から6月8日まで宍戸ヒルズカントリークラブで開催の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の優勝副賞として、同選手権の優勝者への贈呈を予定している。
X7は、存在感溢れるボディ・サイズ、高級感のある威風堂々とした外装デザイン、ロング・ホイールベースによる余裕があり乗員が長時間快適に過ごせるラグジュアリー感溢れる室内空間、ラグジュアリー・モデルに相応しい乗り心地などを特徴とした、最大7人乗りを可能とするスポーツ・アクティビティ・ビークル（SAV）としての高い実用性を備えたモデル。2022年に一部改良が行われた現行モデルでは、印象的な上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブル・ライトに加え､暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニー・グリルからなる、新しいBMWラグジュアリー・フェイスを採用した。
今回発表された X7 BLACK-αは、全ての光の波長を吸収する黒から、さらに光沢を排除することでマット仕様の力強い漆黒としたBMW Individual Special Paintのフローズン・ブラック・メタリックを車体色として採用。また、クリスタルが印象的な上下2分割のツイン･サーキュラー&ダブル･ライト、アイコニック・グロー・のブラック・キドニー・グリル、パノラマ・スカイルーフなどが車体色とのコントラストを強調し、存在感を演出している。
足元では、X7 xDrive40d BLACK-αのホィールには22インチMライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング755M（ジェット・ブラック）を、X7 M60i xDrive BLACK-αのホィールには23インチBMW Individualライト・アロイ・ホイールVスポーク・スタイリング 914l バイカラー（ジェット・ブラック）を採用。
さらに、X7 M60i xDrive BLACK-αでは、よりスポーティでスタイリッシュなデザインのハイグロス・ブラック仕様のMドア・ミラー・カバーを採用した他、テールゲートにブラック仕様のモデル・バッチを装着した。
＜「X7 BLACK-α」専用装備＞
◆バッジ
昭和25年に折井着色所として創業以来、伝統技術を受け継ぎ、仏像、梵鐘、茶道具などのさまざまな鋳造品の着色を手掛けてきた「モメンタムファクトリー・Orii」の職人の手によって、一枚ずつレーザー彫刻を施し表面に出た素地部分に純銀に近い色調を塗布、金属調の冷たいシルバーではなく純銀に近い色調に拘り、富山県高岡で培われた伝統的な金属への着色技術を用いた高品質な真鍮製の専用バッチが、センター・コンソールに貼付。
◆ドア・プロジェクター
ひと筆の線で描いた「α」が輝く姿をドア・プロジェクターで表現。
＜「X7 M60i xDrive BLACK-α」のみの専用装備＞
◆漆蒔絵／螺鈿装飾トリム
前席周り、センター・コンソールには、漆芸作家である服部一齋氏作の漆蒔絵／螺鈿装飾トリムを採用。縁起の良いタイミングで吹く追い風「時つ風」をコンセプトに、深淵の中で時つ風が吹くことで光り輝く一筋の光を銀で表現。また、直線的で力強いデザインにより、BMWの「駆けぬける歓び」をイメージしている。
◆専用染色糸と手作業によって仕上げられたフロア・マット
川島織物セルコンが2024年開催されたミラノデザインウィークに出展した際、テーマ「百の黒–A Hundred Black」に材料や織り方、パターンの変化により100種類の異なる黒の織物を作り出すという高度な技術力を世界に示した。
X7 M60i xDrive BLACK-αには、その知見を生かして専用染色糸を用い、同社の職人による手作業で製作されたフロア・マットを採用。日本の伝統である「深い黒」に拘るとともに、フロア・マットとしては異例となる色鮮やかで上質な風合いのウール素材を採用した。
【希望小売価格】1,625万円～2,140万円
