いすゞ自動車、BEV路線バス「エルガEV」が大阪・関西万博のシャトルバスとして運行開始

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いすゞ自動車は4月9日、昨年5月に発売したバッテリーEV(BEV)路線バス「エルガEV」が2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、バス事業者3社が運行するシャトルバスとして採用されたことを発表した。

エルガEVは、いすゞが長年のバス開発で培った知見をベースに、乗客・ドライバー、さらに国内の道路事情に配慮して開発した最新の国産路線バス。BEVがもたらすシームレスな加速感と低騒音・低振動により、乗客・ドライバーの快適性を向上した他、リアアクスルの左右それぞれにモーターを内蔵した「インアクスルモーター」を採用することで、国内初となる車内フロアのフルフラット化を実現。車内事故を抑止し、乗客の安全性と利便性の向上に貢献する。

大阪・関西万博では、「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」を目指すものの一つとして掲げており、エルガEVは、いすゞが公共交通におけるカーボンニュートラル(CN)の実現を目指すために開発した商品であり、走行中の環境負荷を軽減するとともに、バス事業者の脱炭素化への取り組みにも貢献。

国産BEVバスに対する社会の期待が高まるなか、今回、大阪市高速電気軌道株式会社(以下「Osaka Metro」)、南海バス株式会社(以下「南海バス」)、阪急バス株式会社(以下「阪急バス」)に、エルガEV計29台が納車され、開催期間中(4月13日~10月13日)、JRゆめ咲線 桜島駅~大阪・関西万博会場のシャトルバスとして運行を開始する。

 

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