スズキは2月25日、インド四輪子会社マルチ・スズキ・インディア社が、同日よりカルコダ工場で生産を開始したと発表した。
カルコダ工場では当初コンパクトSUV「ブレッツァ」を生産し、初年度の生産能力は25万台を計画。現在、スズキはインドで、グルガオン工場、マネサール工場、グジャラート工場の3つの生産拠点を持っており、生産能力は235万台を記録。今回のカルコダ工場の生産開始により、インド国内の生産能力は260万台に拡大する。
2024年暦年で、インドはスズキの生産国において、初めて1年間の生産台数が200万台を超え、また、インドからの輸出台数においても、2024年暦年で過去最高の32万6,236台（前年比121%）に増加し、累計輸出台数は300万台に到達した。
スズキは、インド自動車市場の国内需要の伸びに対応するとともに、グローバルな輸出拠点として拡大させるためインド国内の生産能力増強を推進。グジャラート州ではグジャラート工場に加え、新たな工場の建設を計画しており、インドで年間400万台の生産体制を目指している。
