BMW「ミニ・クーパー・コンバーチブル」を全面改良、価格は464万円~514万円

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BMW日本法人は10月10日、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントにおけるオープン・モデル「MINI COOPER CONVERTIBLE(ミニ・クーパー・コンバーチブル)」を全面改良し、同日より全国のMINI正規ディーラーを通じて発売した。納車は2025年第一四半期以降を予定している。

新型ミニ・クーパー・コンバーチブルを含む、全てのMINI新世代モデルは、顧客のライフスタイルの変化に柔軟に対応し、MINI正規ディーラーでの注文受付に加え、MINIウェブサイト(https://www.mini.jp)を通じて、いつでもどこでも365日24時間利用可能なプレオーダーが可能。

英国のプレミアム・ブランドMINIは、2002年よりBMWグループにて開発、生産および販売が行なわれているブランド。全てのMINIモデルは、日本においては本年に新世代モデルへと生まれ変わっており、第一弾として高効率ガソリン・エンジン搭載モデル、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルおよび電気自動車をラインアップするミニ・カントリーマン、第二弾として高効率ガソリン・エンジン搭載モデルおよび電気自動車をラインアップするミニ・クーパーの3ドア・モデル、第三弾として電気自動車のみをラインアップするミニ・エースマンが誕生。本年6月にはミニ・クーパーにミニ・クーパー 5ドアが追加され、今回、オープン・モデルにミニ・クーパー・コンバーチブルが追加となった。

MINIの伝統的な基幹モデルであるハッチバック・モデルのミニ・クーパー  3ドアをベースに、2004年に初代モデルが誕生したオープン・モデルのミニ・クーパー・コンバーチブルは、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに位置するモデルで、2009年に第二世代目、2016年に第三世代目へと進化し、今回、BMW製として第四世代目に進化した。

新型ミニ・クーパー・コンバーチブルは、「”LESS IS MORE” より少なく、より豊かに」のデザイン・アプローチを体現し、削減を何度も繰り返したなめらかなライン、クリーンなサーフェス、バランスの取れたプロポーションを実現。さらに、素材からクローム・パーツやレザーを排除し、代わりに採用した新素材にはリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用する等、将来を見据えた新世代モデルであることを印象付けている。

 

<ダイナミックな走りを実現するパワートレーン>

パワートレーンでは、EfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率2リッター直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせることでダイナミックな走りを実現。新型ミニ・クーパー・コンバーチブル Cでは最高出力120kW/最大トルク250Nmを、新型ミニ・クーパー・コンバーチブル Sでは最高出力150kW/最大トルク300Nmを発揮する。

ゴーカート・フィーリングを感じさせるスポーティなキャラクターを持つシャシー・システムを採用し、高いドライビング・ダイナミクスと優れた乗り心地を実現。また、MINIエクスペリエンス・モードを採用しており、コンフォートなドライビングを可能とするコア・モード、スポーティなゴーカート・モード、高効率なグリーン・モードの3つの選択が可能。

 

<全開時間約20秒を実現した最新型の電動ソフト・トップ>

アイコニックな最新型の電動ソフト・トップを装備し、全開までの時間はわずか約20秒を実現。走行中に突然の天候の変化が生じた際等にも時速約30km/hまで車両を停止させることなく開閉することが可能な他、ルーフを40cmだけ開くサンルーフ・モードも装備。さらに、MINIを象徴するユニオン・ジャックのデザインを生地に織り込んだMINI Yoursソフト・トップをオプション設定した。

 

 

<MINI伝統を継承しつつ、ミニマルな新デザインに進化したエクステリア>

外装では、MINIのDNAを継承しつつ、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに進化。フロント・フェイスでは、アイコニックなMINIらしさを象徴する、クラシカルなフォルムのヘッドライトと複雑な八角形の輪郭をもつフロント・グリル、新たなヘッドライト・デザインを採用し、MINIらしい外装デザインを演出。万が一の車両横転時に展開する事で後席乗員を保護するロールオーバー・プロテクション・システムは、ボディ・デザインに溶け込ませていることにより、モダンでスタイリッシュな印象を与えている。

さらに、3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトやWelcome/Good-byeライトの採用など、新世代に相応しいMINIらしいギミックを新たに導入している。

 

 

<持続可能性を考慮した新素材を採用したインテリア>

完全なデジタル化が施された内装では、ステアリング・ホイールの背後に配置されていたメーターパネルを廃止し、運転に必要な全ての情報を前方のヘッドアップ・ディスプレイおよび円形有機ELセンター・ディスプレイに集約する等、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現。

広々としたカーブを描くダッシュボードには、特別に開発された編み物を作るような製造プロセスにより手入れが簡単な構造の、布地を連想させるリサイクル・ポリエステルを使用した新素材を採用している他、MINIエクスペリエンス・モードも全車標準装備。

また、最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型の円形有機ELセンター・ディスプレイでは、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備し、スマートフォンを操作するような直感的な操作が可能。

 

 

<先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備>

機能面においても大幅な刷新が行なわれ、特に安全機能および運転支援システムにおいて大幅な進化が図られた。

高性能カメラ、レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビング・アシスト[アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、ステアリング&レーンコントロール・アシスト、リアのクロス・トラフィック・ウォーニング]を標準装備。

また、並列および縦列駐車を容易にする“パーキング・アシスト機能”、ペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、車両が時速約35km以下で直前に前進したルートを最大約50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる“リバース・アシスト機能”、鮮明な画像により車両の周りの状況が確認できる“サラウンド・ビュー機能”を採用している。

さらに、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる最新の機能“インテリジェント・パーソナル・アシスタント”を採用。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。

 

【希望小売価格】464万円~514万円

 

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