大井川鐵道(静岡県島田市)、フジドリームエアラインズ(静岡市)、富士山静岡空港(静岡県牧之原市)の3社は8月8日、2018年秋から三社連携で始めた「富士山上空遊覧フライトツアー」の2024年度シーズンを11月に実施すると発表した。
昨シーズンまで合計66回、およそ1万人が参加したフライトツアーの2024年度シーズンでは、新しい試みとして静岡県が国内外に誇る「お茶」を知る・楽しむスポットを立ち寄り先に加え、静岡県を上空から地上からまるっと一日楽しめる行程を用意。
<見どころ>
- 上空5,000m、貸切チャーター機内からの富士山眺望
- <New!!>静岡県が国内外に誇るもののひとつが「お茶」。「お茶を知る」「お茶の楽しむ」施設に立ち寄り
- クールジャパンアワード2019受賞。日本が世界に誇る絶景「奥大井湖上駅」を眺望
- 静岡県の味が集まる川根温泉ホテルでランチバイキング
- 昭和時代の鉄道が令和の世に、大井川鐵道のEL列車
<フライトツアー詳細>
- コース名:富士山、駿河湾を遊覧!! FDA×大井川鐵道×富士山静岡空港 三社合同企画 富士山遊覧飛行と大井川鐵道と絶景の奥大井湖上駅
- 旅行日(計6日):2024年11月3日(日)、9日(土)、17日(日)、23日(土・祝)、24日(日)、30日(土) ※12月以降も設定予定が決定次第公表
- 行程:静岡駅南口 5時45分 → (貸切バス) → 富士山静岡空港 7時30分ごろ → (フジドリームエアラインズ特別チャーター機による富士山上空遊覧飛行) → 富士山静岡空港 → (貸切バス) → ふじのくに茶の都ミュージアム → (貸切バス) → 奥大井湖上駅入口 → (徒歩) → 湖上駅展望スポット → (徒歩) → 長島公園 → (貸切バス) → 川根温泉ホテル → (ランチバイキング) → 家山駅 15時39分 → (EL列車) → 新金谷駅 16時06分 → (貸切バス) → 富士山静岡空港 → (貸切バス) → 静岡駅南口 18時20分ごろ
- 申し込み:大鉄アドバンス ツアー専用サイトの受付フォーム(https://travel.daitetsu-adv.co.jp/)より偶数人数で申込み
- 問い合せ:大鉄アドバンス 大井川鐵道 ツアーセンター(電話 054-204-0512 平日のみ 9時30分~16時30分)
<ポイント>
①富士山眺望 カギは飛行高度にあり・・こんな近くに富士山が見えるとは・・・絶景だっ!!!
ポイントは飛行高度。通常、航空機の富士山周辺飛行高度はおよそ1万メートルだが、フライトツアー時は特別な許可を得ておよそ5,000mを飛行。飛行高度が影響するため、機内から富士山が眺望できた「富士山遭遇率」はおよそ90%(三社調べ)と高い確率を誇る。
②機内・バス・鉄道車両から静岡らしい茶畑
富士山静岡空港のある牧之原台地、富士山麓の富士市付近、日本平、大井川沿いなど茶畑の見えるところが多数。これぞ静岡という風景。
③<今シーズン New!!!> ふじのくに茶の都ミュージアム
今シーズンより新たに加わった立ち寄り施設。静岡県の特産品、お茶の産業、文化、歴史等を紹介する展示と子供から大人まで楽しくお茶について学べる機会を提供する施設
④クールジャパンアワード2019受賞 「奥大井湖上駅」
世界各国の外国人が審査員となり貴重な地域資源として評価した日本文化や観光名所に贈られる名誉ある賞。駅の俯瞰は世界が認めた絶景。井川線の小ぶりな車両が行き来する「トレインビュー」も見もの。
⑤静岡県の食が集まる川根温泉ホテルのランチバイキング
静岡県と川根地方の食材およそ40種類にこだわってご用意のランチバイキング。
⑥開業当初の面影を残す家山駅
1929(昭和4)年開業。駅舎は開業当初からずっと手入れして使用。
⑦昭和時代が息づくEL列車
大鉄では昭和時代に特に東北地方で見られたEL列車(電気機関車が牽引する客車列車)が数多く走行。大鉄内では今でも昭和時代が呼吸している。
⑧旅の最終行程は富士山静岡空港
夕景に映える富士山静岡空港で繰り広げられる人々の出発到着、出会いと別れ。
⑨第6回 ジャパン・ツーリズムアワード受賞
三社連携フライトツアーは静岡県を観光面から継続的に活性化させていく取り組みであり、日本のツーリズム発展に寄与するものとして2020(令和2)年9月、同賞の受賞となった。