日産自動車は7月18日、「ノート オーラ NISMO」のマイナーチェンジを実施し、同日より発売した。
オーラ NISMOは、“駿足の電動シティレーサー”を商品コンセプトに、NISMOロードカーが目指す“より速く、気持ち良く、安心して走れる車”という思想に基づく、レース技術のノウハウを活かした専用チューニングによる高い走行性能や、空力性能とデザイン性が両立したスタイリングを特徴としたモデル。
今回のマイナーチェンジでは、オーラ NISMOでは初となる4WDグレード「NISMO tuned e-POWER 4WD」を新設定した他、デジタルなモード感とレーシングテクノロジーを融合し、モダンな機能美を表現したデザインへと進化。さらに、BOSEパーソナルプラスサウンドシステムをオプション設定したのに加え、RECAROシートにパワーリクライニング機能を追加するなど、商品力の強化が図られた。
◆NISMO tuned e-POWER 4WDを新設定
標準モデルに対してリアモーターの出力・トルクを向上させるとともに、前後の駆動配分などの専用チューニングを施したことにより、さまざまなシーンにおいて旋回性能を向上させるとともに、雨天や雪道などの滑りやすい路面においても高いライントレース性を実現。また、ステアリング操作に対する応答の正確性を向上させ、少ない操舵でより速くクルマの向きを変えられることにより、コーナーリングでクルマが外に膨らまず、安心感のある気持ちの良い旋回加速を実現した。
強度を確保しながら軽量化を図ったNISMO tuned e-POWER 4WD専用デザインのアルミホイールは、ホイールハウスの内圧を低減するデザインにより、走行中にダウンフォースを発生させるなど、走行性能と空力性能の両方に貢献する機能的なデザインを採用。
◆空力性能を向上させたエクステリアデザイン
NISMO tuned e-POWER 4WDの設定に伴い、電動4WDの先進性と、高い空力性能を直感的に感じることができるデザインへと進化。NISMO専用のフロントグリルでは、冷却性能と空気抵抗の低減を両立するフラッシュタイプのデザインとし、ボディとの一体感を向上。グリル表面には硬質でモダンな印象のクリスタル・カットデザインを施している他、NISMO専用デザインのリヤバンパーを採用。両端部に配されたエアスプリッターは、ボディサイドからの風を理想的に剥離し、エッジが重なって見えるレイヤード・ディフィーザーは床下からの風をきれいに流す形状になっており、空気抵抗の低減に寄与している。
車体色には、NISMOロードカー共通のコミュニケーションカラーである「NISMOステルスグレー」をベースとした2トーンカラーをはじめ、全7色を設定。
◆機能性の向上
運転席の標準シートにパワーシートを標準装備するとともに、高いホールド性を持ちながら体圧分散に優れた「NISMO専用チューニングRECAROスポーツシート(メーカーオプション)」に、パワーリクライニング機能(運転席/助手席)を搭載し、操作性の向上を図った。
さらに、ベースモデルで好評の「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」を新たにオプションとして設定した。
【希望小売価格】307万2300円~347万3800円