新型「BMW 5シリーズ」発売、シリーズ初のEVモデル・48Vマイルドハイブリッド搭載モデルをラインアップ

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BMW日本法人は7月13日、「5シリーズ」を約7年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。なお、納車は523iおよびi5が本年第四四半期以降、523d xDriveが2024年第一四半期以降を予定している。

BMWが発売するラインナップの中核ともいえるミドル・クラス・セダン「5シリーズ」は、1972年に初代モデルが発売された。今回のフルモデルチェンジで第8世代となる新型5シリーズでは、スタイリング、走り、デジタル機能を大幅に進化した他、シリーズ初となる電気自動車2モデルを設定し、内燃機関モデルに48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載。さらにパワートレーンの充実化が図られた。

外装では、垂直方向に拡大したBMW伝統のキドニーグリル、現代的な解釈によるツイン・ヘッドライト、シャーク・ノーズ&ロング・ボンネットが特徴的なフロントデザインを採用。ボディサイドでは、高いショルダー・ライン、塊感のあるデザインを採用したドア・パネルおよびフェンダーの造形などが躍動感を演出。

内装では、最近の新型モデルにも採用している最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと、14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成するBMWカーブド・ディスプレイを搭載。先代モデルに比べてスイッチ類を大幅に削減し、洗練された印象となった。

また、シート/ダッシュボード/ドア・パネルの表面、ステアリング・ホイールを、植物を主原料とした持続可能な素材のビーガン・インテリア仕様を一部モデルに標準装備。上質なレザーと同等の柔らかさと風合い、耐久性を実現している。

パワートレーンは、ガソリンエンジン搭載車“523i”、ディーゼルエンジン搭載車“523d xDrive”、電気自動車“i5 eDrive40”と“ i5 M60 xDrive”の4種類をラインアップ。

“523i”は、最高出力190PS/最大トルク310Nmを発揮する直列4気筒2.0リッターBMW ツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。従来モデルより高精度なターボシステム&バルブ制御と、ツインインジェクションを搭載したミラーサイクルエンジンを採用することで、より低燃費で力強い走りを実現。48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされている。

“523d xDrive”は、最高出力197PS/最大トルク400Nmを発生する直列4気筒2.0リッターBMWツインパワーターボディーゼルエンジンを搭載。ガソリンと同様に48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされている。

 “i5 eDrive40”は、最高出力340PS/最大トルク430Nmを発揮する電気モーターを搭載した後輪駆動モデル。スポーツブーストまたはローンチコントロール機能が作動している場合、0-100km/h加速6.0秒を実現。床下に収納されたリチウムイオン電池の総エネルギー量は81.2kWhで、一充電での走行可能距離は477km – 582km。

“ i5 M60 xDrive”は、最高出力261PSを発揮する1つの電気モーターを前輪に、最高出力340PSを発揮する1つの電気モーターを後輪に採用した、4輪駆動モデルのMパフォーマンス・モデル。システム・トータルで最高出力601PS/最大トルク820Nmを達成。Mスポーツ・ブーストまたは、Mローンチ・コントロール機能が作動している場合、0-100km/h加速3.8秒を実現。床下に収納されているリチウム・イオン電池の総エネルギー量は81.2kWh、一充電での走行可能距離は455km – 516km。

加えて、ロングホイールベース、フロントアクスルとリヤアクスルのトレッド幅の拡大、ほぼ完璧にバランスの取られた50:50の前後重量配分、インテリジェントな軽量構造、ボディとシャシーの接続剛性の向上、様々な最先端シャシー・テクノロジーの採用により、高いドライビング・ダイナミクスを実現した。

【希望小売価格】[523i]798万円~868万円[523d xDrive]918万円[i5 eDrive40]998万円[i5 M60 xDrive]1548万円

 

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