神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は、JリーグサッカークラブのSC相模原(望月重良代表)と2019年のスポンサー契約を締結した。今年創業80周年を迎えた同社は、これまで以上に地域との関係を深める取組みを県内各地域で行っており、このサッカークラブ支援もその一環として行われたもの。(トップ写真:稲本選手着用のユニホームを手に、左から望月代表、大坊常務、稲本選手)
同社では、相模原地域でレクサス相模原の出店(3月19日開業予定)を控えるなど、同地域とより強固な関係づくりが必要と捉えていた。一方、2008年のクラブ発足から12シーズン目を迎えるSC相模原は、地域の人々にサッカーを通じ夢や感動を提供し、「変革」をクラブスローガンに掲げている。
折しも自動車業界が大きな変革期にあり、地域に根差した活動で地域と共に歩むという同社の取組みと、クラブの理念が合致することから今回の契約締結に至った。
これにより、同社のロゴがユニホーム背面の腰部に掲出されるほか、同社相模原地域の店舗(相模原店、相模大野店、淵野辺店、中津店、ジョイパーク相模原、綾瀬店、相武台店)と、レクサス相模原を加えた8店舗で、クラブとコラボレート企画を展開し、相互のファン拡大を図る。
15日、淵野辺店で行われた記者会見で「小さな感動でもいいので、喜びの詰まった試合を積み上げて、J2、J1へとステップアップしてほしい(神奈川トヨタ・大坊裕常務)」と期待を述べた。
望月代表は「サッカーと地域活動を継続してきた当クラブと、同じ思いを共有できるのは非常うれしい。地域に愛され、町のシンボルになるクラブを目指したい」と語った。
元日本代表で、今季よりSC相模原に移籍した稲本潤一選手(写真右)は「今年で40歳、皆様が納得できるプレーを見せられると思うので、ぜひ会場で見てほしい」と、スタジアムでの観戦を呼びかけた。
会見終了後、稲本選手は来店客との記念撮影に応じるなど、いち早く〝チームの顔〟として存在感を発揮した。