一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は11月21日、アイデアコンテスト「Mobility for ALL」部門の実証実験を鈴鹿サーキットにて、11月27日に実施すると発表した。
同基金は、「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、本年6月より、様々な想いやノウハウを持った人々とともに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」(https://mobility-contest.jp/)を実施しおり、そのうちの「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に」部門では、モータースポーツに焦点を当て、障がいの有無などにかかわらず、誰もがモータースポーツ観戦を楽しむことができるアイデアの公募を行い、先月には一次選考通過の17チームが、岡山でのスーパー耐久レース会場などでアイデアの社会実装に向けた実証実験を実施。今回、より多くのユースケースやユーザーからの意見を収集するため、11月27日の鈴鹿サーキットでのスーパー耐久レース最終戦において、下記チームによる実証実験を実施することを決定した。
同コンテストの「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に」部門では、本年6月の公募開始に際し、サーキット場内、及び、サーキット場までの移動課題を解決するアイデアや、障がいの有無などにかかわらず誰もがモータースポーツを楽しむことができるアイデアの創出のきっかけとなるよう、視覚、聴覚、身体に障がいのある方のサーキット会場での感想などをまとめた動画(https://youtu.be/BnZfkrw5DWY)を公開した。
国内外からの100件を超える応募があり、当事者視点や、提案革新性等の観点から、外部有識者などの意見も踏まえて17チームを採択し、10月の岡山国際サーキットなどにおける実証実験に向けた活動支援金(1チームあたり最大1,500万円)を授与した。実験では、100人を超える実験参加者よりフィードバックを受け、今後、最終選考会を経て、11月末に次フェーズに進む採択チーム(1チームあたり最大2,000万円の活動資金を授与)の発表を予定している。