ボルボ・カー・ジャパンは9月21日、「S60」「V60」「V60 クロスカントリー」「S90」「V90」「V90 クロスカントリー」「XC60」「XC90」計8車種の燃料装置(キャップレスフューエルフィラーインサート)に不具合があるとして1万6007台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる輸入期間は平成28年1月14日~令和2年11月24日。不具合の発生件数は国内58件。
不具合の部位は燃料装置(キャップレスフューエルフィラーインサート)で、燃料装置のキャップレスフューエルフィラーインサート(燃料給油口)において、防水設計が不適切なため、大雨等により燃料装置内部へ雨水が浸入することがある。そのため、燃料ポンプが腐食し、走行中にエンジン警告灯の点灯、エンジン性能の低下、エンジンストール、エンジン始動不良に至るおそれがある。
改善措置は、全車両でキャップレスフューエルフィラーインサートまたはフューエルパイプを対策品へ交換する。また既に燃料装置へ雨水が混入していないか確認するために燃料を点検する。なお燃料装置へ雨水の混入がある場合は、燃料ポンプを交換する。