ブリヂストン、イノベーションセンター「B-Innovation」がLEED GOLD認証を取得

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ブリヂストンは7月15日、同社のイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」内にあるイノベーションセンター「B-Innovation」(東京・小平)が、米国グリーンビルディング協会(the U.S. Green Building Council)より、LEED®(Leadership in Energy and Environmental Design)GOLD(ゴールド)認証を取得したと発表した。

GOLD認証を取得するのは同社グループではグローバルで5拠点目となり、国内では初めてのLEED認証取得となった。ブリヂストングループは、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を軸に、「B-Innovation」を活用した共創を通じて技術・ビジネスモデル・デザインのイノベーションを加速し、従業員、社会、パートナー、お客様と共に持続可能な社会を実現し、支えることに取り組んでいる。

LEED®認証とは、非営利団体USGBC(U.S. Green Building Council)が開発、運用し、GBCI(Green Business Certification Inc.)が認証の審査を実施している、建築や都市環境の環境性能評価システム。申請された建築や都市環境が、その設計、建設、維持・オペレーション方法において、コストや資源の削減、再生可能エネルギーの利用促進等、さまざまな環境配慮や、人々の健康への影響を考慮しているかを評価し認証を行い、世界で最も広く利用されているグリーンビルディング評価システムとなる(GREEN BUILDING JAPAN公表)。認証は、評価を通じて「標準認証(CERTIFIED)」「シルバー(SILVER)」「ゴールド(GOLD)」「プラチナ(PLATINUM)」のレベルに区分される。今回「B-Innovation」が取得したGOLD認証は申請全体の1割程度(2021年申請ベース)のみが取得している。

「B-Innovation」は、本年4月に本格稼働したグローバルイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」の主要施設として、ブリヂストンのコア技術や製品を実際に見て触ってアイデアを膨らませる場「Bridgestone Open Innovation Hub」(ブリヂストン オープン イノベーション ハブ)、工作機械などを有しアイデアを形にする場「ラフプロトスタジオ」、社外のパートナーが使用できる「共創オフィス」などを有し、建築設計段階から自然環境や人々の健康への配慮を計画に盛り込んで構築。今回は同取り組みがLEED GOLD認証取得という形で客観的に評価されたとしている。

【「B-Innovation」の取り組み】

  • 環境に配慮した設計・施工:環境・人への影響が少ない建築材選定、建設廃棄物の50%以上再利用・再資源化、等
  • エネルギー消費の削減や再生可能エネルギーの活用:建築設計により、LEED規定のエネルギー効率性基準から24.2%エネルギー削減を実現、太陽光発電システム利用、等
  • 水資源の有効利用:建物内の水使用量をLEED規定の基準から約35.6%削減
  • 再生材や低VOC(揮発性有機化合物)材料の利用:建築材の約16%をリサイクル資材で賄う
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