フェラーリ・ジャパンは、2022年4月にフェラーリのウェブサイトで公開したミッド・リアエンジンの最新2シーター・ベルリネッタ・スパイダー「296 GTS」を、6月25日(土)、6月26日(日)に4年ぶりに開催された「フェラーリ・レーシング・デイズ」の鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市稲生町7992)の会場で国内初披露した。
同モデルは、最高出力830cvを発揮する新フェラーリV6ハイブリッド・パワートレインを搭載。プラグイン・ハイブリッドシステムで利便性とドライビング・プレジャーの最大化を図り、電力のみを使用するeDriveモードで25kmの航続距離を実現したほか、コンパクトサイズの車両と革新的なダイナミクスの導入、空力性能の向上化により操作での高い敏捷性と応答性を確保している。
さらに、最高45km/hまでなら走行中14秒で開閉可能なリトラクタブル・ハードトップ(RHT)を採用し、高い快適性を実現しているのに加え、軽量パーツや空力的モディファイを含むハイパフォーマンス仕様のAssetto Floranoパッケージも設定している。
【「296 GTS」主要諸元】
<パワートレイン>
- タイプ:V6 – 120°、ターボ、ドラアイサンプ
- 総排気量:2992 cm3
- ボア・ストローク:88 mm x 82 mm
- 最高出力 ICE:663 cv
- 最高出力ハイブリッドシステム:610 kW(830 cv)/8000 rpm
- 最大トルク:740 Nm/6250 rpm
- 最高許容回転数:8500 rpm
- 圧縮比:9.4:1
- 高電圧バッテリー容量:7.45 kWh
<サイズ&重量>
- 全長:4565 mm
- 全幅:1958 mm
- 全高:1191 mm
- ホイールベース:2600 mm
- フロント・トレッド:1665 mm
- リア・トレッド:1632 mm
- 乾燥重量:1540 kg
- 乾燥パワーウェイトレシオ:1.86 kg/cv
- 重量配分:40.5 %フロント/59.5 %リア
- リアベンチ容量:49 L
- 燃料タンク容量:65 L
<タイヤ&ホイール>
- フロント:245/35 ZR 20 J9.0
- リア:305/35 ZR 20 J11.0
<ブレーキ>
- フロント:398 x 223 x 38 mm
- リア:360 x 233 x 32 mm
<トランスミッション&ギアボックス>
- 8速 F1 DCT
<電子制御>
- eSSC: eTC、eDiff、SCM、FDE2.0、EPS、ABS Evo、6w-CDS;エネルギー回生機能付き高性能 ABS/EBD
<パフォーマンス>
- 最高速度:> 330 km/h
- 0-100 km/h:2.9 秒
- 0-200 km/h:7.6 秒
- 200-0 km/h 107 m
- フィオラノラップタイム:1’ 21” 80
<燃費消費量&CO2排出量>
- ホモロゲーション取得申請中