ダイレクトカーズ、藤沢市に災害時の避難所としてキャンピングカーを提供

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三重県津市を本拠とするキャンピングカービルダー、ダイレクトカーズ(百田雅人社長)は3月14日、藤沢市と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を締結した。

協定書にサインした鈴木市長(右)と百田社長

この協定は、神奈川県厚木市に支店を持つダイレクトカーズが、災害発生時にキャンピングカーを避難場所として藤沢市に提供するもので、市の課題でもあった避難所の質の向上を大きく前進させるものとして期待される(提供台数は5台を予定)。

今回の協定は、百田社長自身が藤沢市出身ということもあり、生まれ育った故郷に貢献したい。また“動く避難所”になるキャンピングカーは、災害時に有効との思いから藤沢市に提案し実現した。

提供されるキャンピングカーについて、百田社長は「トイレや冷蔵庫、温水シャワー等を設備し、リチウムイオンバッテリーを搭載しているのでエンジンを切っても暖房・冷房を使用できる」と機能を紹介した。

同日、藤沢市役所で行われた協定締結式で鈴木恒夫市長は「非常時にキャンピングカーを使えるというのは、大きな力になると思う。災害はないに越したことはないが、ダイレクトカーズさんとパートナーシップを結べたことはありがたいこと」と語った