自動車公正取引協議会と協力して制作
自動車公正取引協議会(公取協)による、店頭展示車などの表示に関する規約遵守状況調査が本年度も実施された。
この調査は、ディーラー各社の表示管理体制における、年1回の定期的な表示状況確認の機会として実施されており、昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、セルフチェック方式で行われていた。
今年度は、日本自動車販売協会連合会(自販連)東京都支部の流通委員会(中田唯之副委員長/関東マツダ事業本部副本部長)および新車価格表示専門委員会(五島昇専門委員長/ホンダカーズ東京取締役)が主催し、「公取協規約遵守状況調査」のセルフチェック解説動画を公取協と共同で作成。YouTubeで会員に限定公開する。

制作風景。動画は自販連東京都支部のスタッフが撮影・制作
自販連東京都支部は今年、整備委員会主催「不正改造車防止研修会」で初めてウェブによる配信形式を実施。デジタルツールを使った研修は、会員であれば誰もが視聴可能で、個々の都合に合わせて視聴できる利点もあり、予想を上回る動画再生回数を記録した。今回の動画配信も、規約に基づく適正表示の一層の促進に加え、各支部や事務取扱所関係者の研修材料としての活用も目的としている。
12月27日まで期間限定公開
店頭展示車などの表示に関するセルフチェック解説動画は、表示の異なる「新車編」と「中古車編」の2本を配信。新車編では「価格表の表示」「店頭展示車の表示」「注文書の表示」、中古車編では「店頭展示車の表示」「特定の車両状態の表示」「注文書の表示」の各表示を分かりやすく解説している。
会員であればいつでも閲覧が可能で、配信は10月8日より12月27日まで期間限定公開となっている。

動画の冒頭で概要説明と挨拶をする公取協・島田明事務局次長