国土交通省では、ホイール・ボルト折損等による大型車の車輪脱落事故が増加している状況を踏まえ、令和3年より「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施している。
大型車の車輪の脱落は、深刻な事態を引き起こす可能性があり、安全確保のために、日頃から「正しい点検」、「ボルト・ナットの清掃と給脂」、「適正なトルクレンチによる規定トルクでの締め付け」、「一日一回(日常点検)の緩み点検」 が必要となる。また、雪のシーズンに備えてタイヤ交換を行う時期を迎えた際に、交換作業時の清掃不足、給脂の未実施、締付トルクの不足、走行に伴うホイールナットの締付力低下が原因と思われる車輪脱落事故の発生が確認されている。
日本自動車工業会では、目で見てナットのゆるみを確認できる「インジケーター」を左後輪のナットに取り付けることを勧めている。
◆日本自動車工業会 大型車車輪脱落事故防止のための取り組み:https://www.jama.or.jp/truck-bus/wheel_fall_off/
◆日本自動車工業会 夏⇔冬 タイヤ交換後の大型車の車輪脱落事故に注意!リーフレット:https://twitter.com/JAMA_jpn/status/1437975122845921289?s=20
◆日本自動車工業会 ホイールナットの緩み点検動画:https://youtu.be/d4wv1AbH7aY