三菱自動車、小学生向け「リモート工場見学」をリニューアル、ウェブサイト「クルマづくりマイスター」も7年ぶりに全面刷新

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三菱自動車は5月12日、コロナ禍の2020年から実施していた 「リモート工場見学」をリニューアルし、同日より申込受付を開始した。

同社では、持続可能でより良い未来を描くことができる社会の実現を目指し、「地域社会(Society)」「交通安全(Traffic safety)」「環境(Environment)」「人(People)」の4つの分野から構成される社会貢献活動方針を規定しており、次世代を担う子どもたちの成長への支援を目的に、三菱自動車社員が小学校を訪問してものづくりやクルマのデザイン、SDGsなどに関する授業を実施する「体験授業プログラム」や、小学生を主な対象として自動車産業に関するさまざまな質問を、フリーダイヤルやウェブサイト、郵便で受け付ける相談窓口「小学生自動車相談室」など、好奇心や探求心を育む多様な施策を展開している。

今回は、同方針の一環としてより多くの子どもたちにモノづくりの現場の魅力を届けるため、リモート工場見学のリニューアルを実施した。

リモート工場見学は、地理的理由等により直接工場に来て生産現場を見学することが難しい小学校への学習支援として、これまで完成車工場のある岡崎製作所(愛知県岡崎市)、水島製作所(岡山県倉敷市)で申し込みを受け付け、各製作所から小学校の教室などへオンラインで繋いで、工場の様子の配信や各工程の概要説明のほかクイズなどを実施。

今回のリニューアルでは、申し込み窓口やコンテンツを一本化。完成車工場だけでなく、エンジン工場のある京都製作所 京都工場(京都市右京区)も併せて一度に見学できるようになった。

さらに、一枚の鉄板からクルマが完成するまでの基本的な生産工程の紹介に加え、岡崎製作所の塗装現場、水島製作所のバッテリーパック製造現場、京都製作所のエンジン性能検査を行う現場など、通常の工場見学では見ることができない臨場感のある動画を盛り込むことで、リモート独自のコンテンツ内容の強化を図った。

加えて、クルマづくりの工程や環境対応、SDGsへの取り組みを伝える子ども向けウェブサイト「なぜ?なぜ?クルマづくり調査団」を7年ぶりに全面リニューアルし、新たに「クルマづくりマイスター」として公開した。

今回の全面刷新では、「工場見学にいけなくてもクルマづくりの魅了を感じてほしい」というコンセプトのもと、クイズやバーチャル工場見学など、ワクワクから学びへ引き込み、能動的に取り組めるコンテンツを多数用意し、学びの場としての進化を図った。さらに、休み時間や家庭でも“ひとりで楽しく学べる” インタラクティブな要素、シンプルで直感的な構成、子どもたちの感性に合ったビジュアルも取り入れ、自然と学びに没入できる設計を採用した。

 

◆ウェブサイト「クルマづくりマイスター」:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/sustainability/contribution/people/kids/

 

<「リモート工場見学」概要>

  • 2025年度実施期間:2025年6月2日(月)~2026年3月31日(火)の月曜日~金曜日 ※三菱自動車の休業日を除く
  • 対象:全国の小学校5年生の各クラス単位
  • 「リモート工場見学」の実施時間:1限目~6限目までの各45分間(小学校での授業時間と調整)
  • 申込受付期間:2025年5月12日(月)9:00~実施 希望日の2週間前
  • 申込受付ページURL:https://www.mitsubishi-motors.com/jp/sustainability/society/contribution/factory/remote.html

 

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