メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は6月17日、ダイムラー社がグローバルで推進する「スマート シティプロジェクト」を京都府で展開し、その一環として日本で初のスマート専売拠点「スマートセンター京都、ザ・ガーデン」をオープンした。
スマートと京都の共通点である「伝統と革新」をコンセプトにしたショールームは、日本家屋をベースにしたもので、純和風の庭園や石畳などを活かした和の設えとなっている。一方、ショールーム内にはスマートの多彩なカラーコンビネーションを体感できるラボスペースや、最新の拡張現実(AR)技術を駆使したスマートの歴史展示など先進的なコンテンツを揃えた。
車両は、最新から希少モデルまで国内最大となる10台を展示。また、専売拠点だけの取組として、好みに合わせて内外装を選べるテーラーメードプログラムを用意するほか、店舗限定の特別仕様車やグッズも用意する。加えて、店舗に併設されたカフェには、ラテアート世界2位の実績を持つ尾崎数磨氏を迎え、こだわりの一杯を提供する。
現在世界14カ国41都市で実施されているスマートシティプロジェクトが、日本では京都で始動することを受け、6月15日に実施された記者会見でMBJと京都府は「地域活性化連携協定」の締結を発表。MBJの上野金太郎社長は「このスマートセンター京都は、京都府との連携の象徴となる」と述べ「今後さまざまな活動を通して京都とスマートの魅力を発信していきたい」と意気込みを語った。
また、京都府の山田啓二知事は「これからの京都の未来を作る上で、この協定は大きな意味があると考えている。多方面にわたって京都府にとってこの協定はありがたいものになると思う」と期待を寄せた。
【店舗概要】
所在地=京都府京都市左京区岡崎南御所町20-1▽℡=075-754-5100▽営業時間=10時~18時(ショールーム、水曜定休)/8時~18時(カフェ、年中無休)