三菱ふそう、中型トラック「ファイター」と大型トラック「ショーグン」の新型モデルをオーストラリア市場に投入

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三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は6月9日、中型トラック「ファイター」と大型トラック「ショーグン」の新型モデルをオーストラリア市場に投入すると発表した。今回の投入により、オーストラリアではFUSOブランドの全トラックセグメントにおいて、衝突被害軽減ブレーキシステムと欧州排出ガス規制「ユーロ6」に対応もしくはそれ以上の基準に対応する技術を備えたトラックを販売することとなる。

 

オーストラリア向けの中型トラック「ファイター」は、車両総重量11トンから24トンまでのバリエーションを備え、様々なホイールベースや駆動方式(6×4、6×2、4×2)で充実したラインアップを設定。安全面では、衝突被害軽減ブレーキ「AEBS(Advanced Emergency Braking System)」、車線逸脱警報装置「LDWS (Lane Departure Warning System)」、車両安定性制御装置「Electronic Stability Program(ESP)」、走行中に車両左側の走行者や車両を感知する「アクティブ・サイドガード・アシスト(Active Sideguard Assist) 」の最新安全装備を採用している。今回のファイターへの新規安全装置の導入により、FUSOはオーストラリアでの商用車ブランドとしては唯一、大中小型トラックの全セグメントで衝突被害軽減ブレーキシステムを提供するブランドとなる。

 

 

新型「ショーグン」は360馬力の「OM936」型 7.7リットルエンジンを搭載し、6×2および6×4モデルとして販売を開始する。オーストラリア向けに開発した同モデルは、2019年に発売を開始した既存モデルと同様に衝突被害軽減ブレーキ「ABA®4(Active Brake Assist 4)」、車両安定性制御装置「ESP®」などの安全装備に加え、運転注意力モニター機能と車線免脱警報システム「LDWS」を通じて必要な警告を行う安全装置「アテンション・アシスト」を標準装備している。

 

 

トラックのブレーキを自動的に作動させ、衝突回避や被害の軽減を支援する「AEBS」は、2019年の小型トラック「キャンター」、2020年の新型小型バス「ローザ」に新機能として搭載し、いずれも各セグメント初の試みとしてオーストラリア市場に導入している。「ショーグン」、「ファイター」、「キャンター」、「ローザ」は、MFTBCが完成車として輸出し、現地での販売・卸売はダイムラー・トラック・アンド・バス・オーストラリアが統括する。

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