6月4日、日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）は21年5月の車名別新車販売台数（速報）を発表した。
登録車のトップは今月もトヨタ「ヤリス」シリーズで、これで20年7月から11ヵ月連続での1位。軽自動車を含めた総合でもトップを堅持している。ヤリスの内訳はハッチバックの「ヤリス」が7293台、SUVの「ヤリスクロス」が8844台、スポーツの「GRヤリス」が523台。個別に分けた場合でもヤリスクロスがルーミーに次ぐ2位となり、コンパクトSUVの高い人気ぶりを見せている。
2位は「ルーミー」で5ヵ月連続での2位。3位は先月に引き続き2ヵ月連続で「カローラ」。トヨタ車がトップ3を占めるのは、20年6月以来これで12ヵ月連続となった。
4月23日にフルモデルチェンジしたホンダ「ヴェゼル」は、4060台で11位と惜しくもベスト10には一歩届かず。しかし、半導体不足等によって生産が全体に遅れる中、在庫車がないことを考えると好調なスタートを切ったといえるだろう。一方で「フィット」は23位と先月17位からさらにランクダウン。6月の一部改良を前に在庫を減らしたことも要因だが、厳しい状況となっている。
日産は「ノート」が6位で健闘。一方で「セレナ」はe-POWER車の納期が大きく遅れており、競合するトヨタ「ヴォクシー」との差が大きく開いている。
軽自動車はホンダ「N-BOX」が1位を堅持。先月は4位だったダイハツ「タント」が「ムーヴ」を逆転して3位に返り咲き、トップ3をスーパーハイト系が独占した。
【2021年5月 乗用車ベスト30（登録車）】
1位：トヨタ・ヤリス(1万6660台)
2位：トヨタ・ルーミー(1万1597台)
3位：トヨタ・カローラ(7493台)
4位：トヨタ・ハリアー(6313台)
5位：トヨタ・ライズ(6268台)
6位：日産・ノート(5962台)
7位：トヨタ・アルファード(5947台)
8位：トヨタ・ヴォクシー(5066台)
9位：トヨタ・RAV4(4784台)
10位:ホンダ・フリード(4409台)
11位：ホンダ・ヴェゼル(4060台)
12位：トヨタ・シエンタ(3908台)
13位：日産・セレナ(3460台)
14位：トヨタ・プリウス(3194台)
15位：スズキ・ソリオ(3159台)
16位：トヨタ・ノア(3134台)
17位：トヨタ・アクア(2968台)
18位：トヨタ・パッソ(2698台)
19位：トヨタ・ランドクルーザーW(2447台)
20位：日産・キックス(2302台)
21位：スバル・インプレッサ(1095台)
22位：ホンダ・ステップワゴン(2118台)
23位：ホンダ・フィット(2032台)
24位：スズキ・スイフト(1997台)
25位：ホンダ・オデッセイ(1504台)
26位：トヨタ・クラウン(1460台)
27位：ダイハツ・ロッキー(1394台)
28位：マツダ・MAZDA2(1344台)
29位：トヨタ・C-HR(1320台)
30位：スバル・フォレスター(1291台)
【2021年5月 乗用車ベスト15（軽自動車）】
1位：ホンダ・N-BOX(1万4215台)
2位：スズキ・スペーシア(1万0479台)
3位：ダイハツ・タント(8049台)
4位：ダイハツ・ムーヴ(7788台)
5位：スズキ・ハスラー(7119台)
6位：日産・ルークス(6142台)
7位：スズキ・アルト(5832台)
8位：ダイハツ・ミラ(4700台)
9位：ダイハツ・タフト(4388台)
10位：日産・デイズ(3908台)
11位：スズキ・ワゴンR(3816台)
12位：ホンダ・N-WGN(3738台)
13位：スズキ・ジムニー(2511台)
14位：三菱・eK(1922台)
15位：ホンダ・N-ONE(1759台)
