【2021年春版】安さが正義!お手頃価格で選ぶコンパクトSUV ランキングTOP10

コラム・特集

セダンやコンパクトカーに代わり、年々人気を高めているのがSUV。世界的にも流行しているカテゴリーだけに、各社から新型車も相次いで登場し、市場を盛り上げている。日本では特に取り回しに優れたコンパクトSUVが人気だ。

その人気の理由はいろいろと考えられるが、広い室内空間と高い走行性能を持ち合わせたモデルが多いことは大きな魅力だ。また高めの車高は見晴らしも良く運転もしやすいこと、4WDが設定されているモデルが多く悪路や雪道にも心強いなど、メリットが多い。

さて、SUVは車高が高いモデルが多く、コンパクトSUVであっても実際の寸法より大きく見えることが多い。このため価格もちょっと高そうなイメージに見られがちだ。しかし、実際には安い価格のグレードも用意されており、幅広い選択が可能になっている。そこで今回は、価格が安い順に国産コンパクトSUVを並べてみた。意外にお買い得な実力車が多いことを再発見できるだろう。(編集部)

第1位:スズキ イグニス(142万3400円~)

軽自動車よりちょっと大きなクロスオーバーSUVがイグニス。142万3400円(2WD車)の価格は先進安全装備「スズキ セーフティサポート非装着車」のものだが、装備車でも152万2400円~と手頃さは変わらない。4WD車も155万9800円からの設定となっているのも魅力だ。

見た目はカワイイ都市型SUVだが、最低地上高は180mmを確保しラフロードでの実力も侮れない。パワートレーンには、1.2Lエンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載し、WLTCモード19.8km/Lと燃費性能も高いから、維持費の面でも心強い存在だ。

 

第2位:トヨタ ライズ(167万9000円~)

発売と同時に大ヒットとなったライズ。5ナンバーサイズの小さなボディとは思えない力強いスタイル、広い室内空間、クラストップレベルの大容量荷室スペースなど、コンパクトながらバランスの取れた実力派。活発な1Lターボエンジンを搭載し、キビキビとした走りも楽しい。4WD車でも200万円を切る価格もうれしいところだ。

第3位:ダイハツ ロッキー(170万5000円~)

ダイハツの中では現行タントに次いで「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用したモデルで、トヨタの「ライズ」とは姉妹車になる。フロント周りのデザインなどはかなり異なる印象となっているから、デザインの好みでライズと比較検討するのも良いだろう。

第4位:スズキ ジムニーシエラ(179万3000円~)

ジムニーの登録車版がジムニーシエラ。オーバーフェンダーの装着で車幅は拡幅されているが、車体そのものは軽ジムニーと共通。エンジンをジムニーの660ccから1.5Lに換装し、長距離移動にも最適化されている。とはいえ乗用車ベースのSUVとは異なり、こちらはラダーフレームを備えた本格クロカン。圧倒的な悪路走破性が最大の魅力だ。2WDの設定はなく全車4WD。

先代までのシエラは日本では人気があまりなく、事実上海外向けのイメージだったが、国内でのSUV人気の高まりに合わせるように、現行モデルになって人気沸騰。ジムニーユーザーの幅を大きく広げている。

第5位:トヨタ ヤリスクロス(179万8000円~)

コンパクトカー「ヤリス」シリーズに加わったコンパクトSUV。都市型クロスオーバーSUVスタイルで、トヨタのSUVラインナップの中ではハリアーの弟分的な位置付けになる。しかし4WD車では、本格的な4WDシステムである「ダイナミックトルクコントロール4WD」を搭載するなど、SUVとしての実力も高いから侮れない。

 

第6位:スズキ クロスビー(180万5100円~)

軽クロスオーバーSUV「ハスラー」は魅力的な車だが、軽自動車だけに4名乗車になるなど制約もある。そこでハスラーのデザインはそのままに登録車版があれば…という声に応えるように登場したのが「クロスビー」だ。

といっても、もちろんハスラーをそのまま拡大したのではなく、プラットフォームは別物。ソリオやイグニスと共用するAセグメント用のハーテクトが採用されている。パワートレーンには燃費とパワーを両立する1Lターボとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。軽快な走りと広い居住空間を両立させている。

第7位:マツダ CX-3(189万2000円~)

2015年の発売時はディーゼル専用車で、しかも装備も標準でフル装備に近かったため、事実上「小さな高級車」状態。そのため販売面でも苦戦したが、17年にガソリン車が追加され価格もグンと身近になった。ちなみにディーゼルエンジン搭載車は249万2600円からと、ガソリン車に比べて約60万円アップとなる。ただガソリン車はATしか設定されないが、ディーゼル車では6MTも選択できるのは悩ましいところだ。

 

第8位:三菱 RVR(214万3900円~)

現行モデルは2010年の発売。今年で11年目を迎えたが、今なお現役続行中のロングセラーモデルだ。世代としては古くなったが、度重なる改良を受けており、デザイン、装備ともに充実。登場時は軽快感のあるスタイルだったが、現在では重厚感を増し、サイズは小さいが迫力のあるスタイルとなっている。

パワートレーンは最高出力139psを発揮する1.8Lエンジンを搭載。この価格帯の中では排気量が大きく、余裕のある走りを求めるなら買い得感は高い。

第9位:スバル XV(220万円~)

現行モデルは3代目で17年の登場。都会的なクロスオーバーSUVのスタイルと、高い安全性能を備えたモデルだ。FFの設定はなく全車4WDで、全車アイサイトVer3を標準装備していることを考えると、かなり割安な価格設定といえる。

パワートレーンは水平対向の1.6Lと2Lを搭載。2L車は265万1000円からとなる。

第10位:ホンダ ヴェゼル(227万9200円~)

第10位は発売されたばかりの新型ヴェゼル。今回からハイブリッド主体のグレード構成となったが、手頃な価格のガソリン車も設定されているのが嬉しいところ。その「G」はベースグレードではあるが、装備は充実しており、十分満足できるだろう。

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