横浜ゴム平塚製造所は3月5日、地域社会貢献活動および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療支援の一環として、神奈川県に対して乗用車用タイヤ100本を寄贈すると発表した。神奈川県では、県内21ヶ所の保健所施設で新型コロナウイルス罹患患者を病院やホテルへ安全に移動するための専用搬送用車両を使用しており、寄贈したタイヤは新型コロナウイルス罹患者搬送専用車両に装着される。
さらに、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」からタイヤ交換費用として10万円を寄付したほか、寄贈されたタイヤの交換作業については、販売会社のヨコハマタイヤジャパン神奈川カンパニーが要請のあった保健所に出張して順次実施する。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員の給与から毎月1口100円を天引きして積み立て環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。
横浜ゴムは、今年2月に新中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)を策定。ESG経営においては「未来への思いやり」をスローガンとして掲げており、今後も地域社会貢献に向けた取り組みを行っていくと述べている。