本田技研工業、GMクルーズホールディングスLLC（以下、クルーズ）、ゼネラルモーターズ（以下、GM）は1月20日、2018年10月に結んだ資本・業務提携関係に基づき、日本における自動運転モビリティサービス事業に向けた協業を行うことで基本合意したと発表した。
3社は、まず2021年中にGMのBoltをベースとしたクルーズの試験車両を活用し、日本での共同開発の一環として国内での技術実証の開始を目指し、将来的にはホンダ、クルーズ、GMの3社が共同開発している自動運転モビリティサービス事業専用車両である「クルーズ・オリジン」を活用した事業展開を目指しており、その事業運営については、2020年2月に新設したホンダモビリティソリューションズ株式会社が担うと述べている。
今回の協業に際し、本田技研工業株式会社 八郷 隆弘 代表取締役社長は、「今回の取り組みは、『すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する』という2030年ビジョンで掲げる「移動」と「暮らし」の新価値を創造するものです。Hondaは今後も、志を共にするパートナーとの積極的な協業を通じて、日本における自動運転モビリティサービス事業の実現に向けて、加速していきます。」と語った。
また、クルーズ CEO Dan Ammann（ダン・アマン）氏は、「より安全、よりクリーンでより便利な交通手段を提供するというクルーズのミッションは、米国に限ったものではありません。世界中で大きな変革が必要とされており、今回の取り組みは、Hondaとのグローバルでの協業における象徴的な一歩と考えています。」と述べた。
