アウディ ジャパンは、プレミアムミッドサイズ4ドアクーペ「A5/S5 Sportback」および2ドアクーペ「A5/S5 Coupé」を大幅に刷新し、1月13日より全国のアウディ正規ディーラー(124店舗、現時点)を通じて発売する。なお、TDIモデルは2月以降を予定している。
<エクステリアとインテリアを大幅アップデート>
今回のモデルチェンジでは、エクステリアデザインを大幅に刷新。全グレードでハニカムメッシュグリルや往年のAudi Sport quattroを彷彿とさせるボンネットスリット、ボディ一体型サイドスカートを装備し、よりスポーティさを演出している。また、新たなグレード構成をadvanced/S lineとし、advancedは従来のS lineよりもさらにスポーティな位置づけとなり、大型のフロントブレードレートやマトリクスLEDヘッドライトを標準装備しており、新しいS lineでは力強いRS 5のデザイン要素が盛り込まれている。さらにA5/S5全グレードを対象に、アウディとしてはこのクラス初となるレーザーライトパッケージをオプション設定した(Audi RS 5は標準装備)。
インテリアでは、最新のインフォテインメントシステムMIB3を初採用。10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンはタッチパネル式となり、操作性の向上を図るとともによりシンプルでクリーンなコックピットデザインを実現している。S line/S5には、新装備のブラックグラスルックコンソールパネルとアーティフィシャルレザー(センターコンソール/ドアアームレスト)を採用し、さらに質感を向上。また歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや、渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロールを標準装備するなど、ドライバーの安全性、快適性をサポートする先進のアシスタンスシステムをより充実させた。
<進化したパワートレイン>
パワートレインでは、45 TFSI quattroは2ℓ直列4気筒直噴ターボエンジンに、12Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載。より効率を高めたAWDクラッチ付 quattro四輪駆動システムを採用し、トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせたえことにより、エネルギー回生効率を高め、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなど燃料消費量を抑制する。
また、A5シリーズで初めて、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルを設定した。Sportbackには、2ℓ直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンと12V MHEVを組み合わせて搭載した前輪駆動モデルA5 Sportback 35 TDIを用意。さらに高出力化した2ℓ直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンにquattro四輪駆動システムを搭載した40 TDI quattroをA5 スポーツバックとA5 クーペに設定した。
Audi A5シリーズの高性能バージョンであるS5 スポーツバックおよびS5 クーペのパワートレインは、最高出力260kW(354ps)、最大トルク500Nmを発揮する3ℓ V6ターボエンジンに8速ティプトロニックを組み合わせ、quattro四輪駆動システムにより、そのパフォーマンスを余すところなく発揮。ダンピングコントロールSスポーツサスペンションにより、俊敏なハンドリング性能を実現している。Sモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルや前後バンパー、エアインレットなどを装備し、新デザインの19インチアルミホイールを採用している。インテリアでは、アルカンターラ/レザー(ダイヤモンドステッチ)のSスポーツシート(マッサージ機能付)を標準装備した。
A5/S5シリーズの外板色には、ディストリクトグリーンメタリック、ならびにS5およびS line専用のクワンタムグレーおよびターボブルーを新たに設定した。
<価格(消費税込)>
- A5/S5 スポーツバック:616万円~926万円
- A5/S5 クーペ:643万円~923万円