9月の新車販売台数はヤリスが1位、上半期総合トップはN-BOX

10月6日、日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）は9月（単月）及び20年度上半期（4月-9月）の車名別新車販売台数（速報）を発表した。

まず20年9月の新車販売台数は、登録車はトヨタ「ヤリス」、軽自動車ではホンダ「N-BOX」がそれぞれ1位、登録車と軽自動車の総計ではヤリスがトップとなった。

登録車でトップとなったヤリスは3ヵ月連続の1位。今年2月の発売以来好調に推移しているが、さらに8月31日に発売されたコンパクトSUVの「ヤリスクロス」がシリーズに加わり、数字を大きく押し上げた。なおヤリス2万2066台のうち、ヤリスクロスは6767台。コンパクトのヤリスは1万5299台なので、ヤリスクロスが加算されなくても登録車トップとなったことになる。

登録車2位はカローラ、同3位はライズで、上位3モデルの顔ぶれは4ヵ月変わっていない。

軽自動車は、N-BOXが依然としてトップを堅守。しかし、マイナーチェンジを控えて勢いが鈍っていることに加え、2位スペーシアは8月の仕様変更もあって受注を伸ばし、N-BOXとの差を約3000台差まで縮めるなど、これまでの1強状態から徐々に様相が変わってきている。

一方、20年度上半期（4月-9月）でも、登録車はヤリス、軽自動車はN-BOXがトップ。登録車と軽自動車を合わせた総計ではN-BOXが1位となった。