スパークス・グループ(以下、スパークス)は、トヨタ、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行と本年11月に合意した覚書に基づき、「日本モノづくり未来ファンド」を設立したと発表した。
同ファンドは、日本における高い技術・技能を維持し、モノづくりの力を今後も発展させていくために、優れた技術・人財・サービスを有する国内のモノづくり企業に投資し、TPS(トヨタ生産方式)や経営戦略の策定等により支援。企業の持続的な成長を通じて、日本のモノづくりの発展に寄与することで、社会に貢献することを目的としている。
また同ファンドは、スパークスがファンド運営者(GP)となり、各出資者(LP)からの出資を受けて123億円の出資により12月より運用を開始。2021年10月末までを目途に、ファンドの趣旨に賛同する投資家からの追加出資を募り、最終的には総額200億円規模のファンドを目指すと述べている。
【「日本モノづくり未来ファンド」 概要】
◆ファンド名:日本モノづくり未来投資事業有限責任組合(通称 : 日本モノづくり未来ファンド)
◆基本理念:
- 優れた技術・人財・サービスを有する企業の企業価値向上を支援
- 日本のモノづくりの発展と人財の育成に貢献する
◆投資先:優れた技術・人財・サービスを有する国内のモノづくり企業(自動車関連等の製造業を想定)
◆投資先への支援内容:
- TPSに基づく現場・経営改善支援
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行が培ってきたファイナンス・投資活動の知見、ノウハウの活用
- 経営戦略・中期経営計画の策定・実行支援、等
◆出資者:
無限責任組合員:スパークス有限責任組合員:トヨタ、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行
◆ファンド規模:123億円(2020年12月7日時点)
◆募集金額:200億円規模
◆追加募集期間;2021年10月末(予定)