パナソニック・ジャガー・レーシング、フォーミュラE選手権 2019/2020 シーズンファイナル 総合7位で今シーズンを終了

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パナソニック・ジャガー・レーシングは、ベルリンのテンペルホーフ空港跡地のサーキットで4か月ぶりに開催されたABB FIA フォーミュラE選手権2019/2020シーズンファイナル(第6~11戦)に参戦し、総合7位で今シーズンを終了した。

 

第6戦では、終盤にかけて激しい展開となり、ミッチ・エバンス選手が後半にエドアルド・モルタラ選手(ROKIT VENTURI RACING)に接触後、マキシミリアン・ギュンター選手(BMW i アンドレッティ・モータースポーツ)がジャガー「I-TYPE 4」に衝突しポイント獲得を逃した。ジェームス・カラド選手は、テクニカル問題により2回の練習走行が犠牲となったのに加え、万一に備えてパワートレインを交換したことで24位からのスタートと10秒のストップ&ゴーの降格ペナルティを受けたが、巻き返して15位で完走した。

 

第7戦では、ミッチ・エバンス選手が個人そしてチームとしても初となるファンブーストを獲得。ジャガー・レーシングとしては、17位から浮上したミッチ・エバンス選手が12位でフィニッシュしてポイント獲得を僅差で逃し、予選22位からのスタートとなったジェームス・カラド選手は、テクニカルな違反によりドライブスルー・ペナルティを受け20位でフィニッシュした。

 

第8戦では、クオリファイ・セッションでミッチ・エバンス選手よりも高い順位につけたジェームス・カラド選手は、マシンの接戦に巻き込まれ、ジャガー「I-TYPE 4」が致命的なダメージを受けリタイヤを余儀なくされた。レース最速ラップを記録したミッチ・エバンス選手は、19位から9位へと大きく順位を上げ、チームにポイントをもたらした。

 

第9戦では、ミッチ・エバンス選手が7位に入賞しポイントを獲得し、ドライバーズ・ランキング6位となった。ジェームス・カラド選手は最終的に17位で完走した。

 

第10戦では、ジェームス・カラド選手の代わりに、リザーブ・ドライバーであるトム・ブロンクビスト選手が出走。決勝レースでは第6グリッドからスタートしてレースの大半をポイント獲得圏内で走行するも、12位でフィニッシュとなった。ミッチ・エバンス選手は、13番グリッドからスタートとし、最終7位でフィニッシュしてポイントを獲得した。

 

第11戦では、ミッチ・エバンス選手は23位のスタートから順位を上げ11位でフィニッシュし、最終のドライバー・ランキングは7位となった。トム・ブロンクビスト選手は17位で完走した。

 

ミッチ・エバンス選手は、後半ポイントを確実に獲得しながらも、最終のドライバーズ・ランキングは総合7位となった。ジェームス・カラド選手は、トラブルに見舞われ実力を発揮できず、ドライバーズ・ランキングは総合19位となり、第10戦と第11戦に出走したリザーブ・ドライバーのトム・ブロンクビスト選手は、各レースを12位、17位でフィニッシュした。

 

なお、ジャガー・レーシングは2021年1月16日にチリのサンティアゴで開幕するABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン7に参戦し、ミッチ・エバンス選手と複数のレースで優勝歴を誇るサム・バード選手がジャガー「I-TYPE 5」で出走する。

 

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