トヨタモビリティ東京は江戸川区に続き、5月8日に荒川区、中野区、文京区に新型コロナウィルス感染者移送用の車両を提供したことを公表した。
同社は、今回提供した車両について、運転席・助手席のある車両前方スペースと、後部座席以降の車両後方スペースの間に隔壁を設置し、前方を陽圧、後方を陰圧とすることによって、後方の空気が前方に循環しないようにコントロールした「飛沫循環抑制車両」となっていると説明している。
また、新型コロナウイルス軽症者を療養施設等へ移送することによって病床を確保し、医療崩壊を防ぐための取り組みが各地で始まっており、軽症者を安全に運べる車両、ドライバーの感染防止が課題であるとの認識から、今後も都内自治体への車両の提供を継続していくと述べている。
トヨタモビリティ東京は、「安全・安心を最優先に現場で戦っている方々、苦しんでいる方々の気持ちに寄り添いながら、私たちにできることを即断、即決、即実行していく」との方針に基づき、東京のモビリティカンパニーとして、これからも地域の役にたつ活動を推進していくとしている。
<トヨタモビリティ東京のこれまでの「飛沫循環抑制車両」提供実績>