世界でもトップクラスの設備を持ち、スーパーGTシリーズやスーパーフォーミュラ等、国内最高峰のモータースポーツの舞台として熱戦が繰り広げられる富士スピードウェイ(以下、FSW)。このFSWで車中泊が行え、WEC2018-19第4戦富士6時間レースも観戦できるキャンプイベント「CAMP JAPAN」が、10月12日~14日に開催された。
■富士スピードウェイの本コースをキャンピングカーで走行!
このオートキャンプイベントは、FIA世界耐久選手権(WEC)2018-19第4戦富士6時間レース開催期間中に多様なアクティビティを設け、レースを中心にFSW全体を盛り上げる「36HOURS OF FUJI」の一環として実施。世界最高峰の耐久レース観戦をはじめ、雄大な富士山の麓でバーベキューやオートキャンプ等を楽しめるイベントとなった。
12日に行われたFSW本コース走行は、メインイベントのひとつ。レース公式練習前の限られた時間がCAMP JAPAN参加車両(先着70台)に解放され、愛車のキャンピングカーとともにスターティンググリッドで記念撮影をしたり、1周半の本コース走行を大いに楽しんだ。
また、キャンピングカーがサーキットを走行するという〝珍光景〟に、世界中を転戦するWECのチームスタッフやレース関係者達は一様に驚き、スマートフォン等でその光景を撮影する姿も見られた。
今回のイベントは場内のCGパーク(P2)がCAMP JAPAN専用エリアとして用意され、バンコン(バンコンバージョン)からキャブコン(キャブコンバージョン)、ショー会場でしか見られないような大型輸入モデルまで200台近くが参加。普段は駐車場として利用されているためスペースも広く、牽引車と合わせると全長が10mを超えるトレーラーでも窮屈することないので、トレーラーユーザーの参加者も多かったのが印象的だった。
エリア内には水周りやトイレも完備されており、近隣の温浴施設への無料シャトルバスも運行。さらに、決められた時間内であれば敷地内外の出入りも自由であったので、少し足を伸ばして山中湖や箱根、沼津で観光を楽しめるロケーションも魅力的であった。
■ものまねライブからプロレスまで充実したコンテンツを多数開催
WECは世界選手権格式のビッグレースのため、レース車両や市販車の展示をはじめ、ケータリングやフランスの食文化やライフスタイルが体験できるフェア等の催事が会期中は随時行われていることも大きなポイント。会期中はシャトルバスが運行しており、場内を自由に行き来できた。中でも多くのイベントが行われたグランドスタンド周辺は、モータースポーツファンだけでなく家族連れでも楽しめる内容となっていた。
さらに、キャンピングカーのイベントではおなじみの「森のプロレス」(写真左上)や和太鼓パフォーマンスを実施。13日の夜には長渕剛さんのそっくりさんタレントとして活躍中の勇次さんによるステージショー(写真右上)が行われ、演奏に熱が帯びていくとともに「勇次」コールが沸き起こる等、盛り上がりを見せた。ショー終了後には1000発の花火も打ち上げられ、参加者達は休憩する時間も無いほどイベントを満喫していた。
キャンプジャパンに今年はVANTECH「ZIL」で参加!!→http://www.car-l.net/media/2018/11/03/3431